1996-03-19 第136回国会 参議院 外務委員会アジア・太平洋に関する小委員会 第2号
これは江沢民自身が軍歴を持っていないわけですから軍内部に支配的な基盤がないというふうなことがよく言われますけれども、今の台湾情勢との絡みでこのような軍の編成や大量な中堅幹部の抜てきなどの制度上における動き、先ほど申された、特に軍に対しても党に対する忠誠を誓うという見解が最近強調されるようになってきているという問題があります。
これは江沢民自身が軍歴を持っていないわけですから軍内部に支配的な基盤がないというふうなことがよく言われますけれども、今の台湾情勢との絡みでこのような軍の編成や大量な中堅幹部の抜てきなどの制度上における動き、先ほど申された、特に軍に対しても党に対する忠誠を誓うという見解が最近強調されるようになってきているという問題があります。
そして、江沢民自身が後継政権としての権威を保つために、鄧小平も手のつけ得なかった台湾独立に対して昨年一月に八項目提案という一歩踏み込んだものをいたしましたような一種のかけをしたのではないか、その引っ込みがっかなかったような面があろうかと思います。