1988-05-12 第112回国会 参議院 建設委員会 第13号
○政府委員(木内啓介君) 先生のおっしゃることを否定するわけじゃございませんけれども、再開発事業も、例えば亀大小とかおっしゃっておられますように、江東防災地区の再開発とか、住宅何千戸も新たにつくるとかいろいろございまして、六本木とか錦糸町も悪いとは私思いませんけれども、すべてああいうタイプでなくていろんなタイプがございますということだけ御認識をいただきたいと思います。
○政府委員(木内啓介君) 先生のおっしゃることを否定するわけじゃございませんけれども、再開発事業も、例えば亀大小とかおっしゃっておられますように、江東防災地区の再開発とか、住宅何千戸も新たにつくるとかいろいろございまして、六本木とか錦糸町も悪いとは私思いませんけれども、すべてああいうタイプでなくていろんなタイプがございますということだけ御認識をいただきたいと思います。
江東防災六拠点地区の構想が発表されましてから十数年たっております。最近ではこの亀戸・大島・小松川地区につきましても、住民として非常に前向きの空気が出てきたということも報告を受けておりまして、我々としても、この機会にひとつ事業を大いに前進させなければいかぬと考えております。 現在、御承知の第一地区で再開発住宅をやる。第二地区で工場団地をつくっております。
これは、東京都は昭和四十四年に江東防災拠点構想というものを発表したわけでございますが、それ以来市街地再開発事業、公園事業、街路事業その他の各種公共事業等を総合的に活用いたしまして防災拠点の整備を図っているところでございます。
○政府委員(升本達夫君) お話しの江東防災拠点は、御承知のように、六拠点ございますが、六拠点につきまして、概略、その進行状況を申し上げます。
しかも、防災拠点というのは、計画がきてからたとえば東京の江東防災拠点にしてももう十年以上たっておる。その間に人はどんどん減っていく。商店は全部さびれていく。中には店を閉めて移らざるを得ない、転業せざるを得ない者がいる。それから、防災拠点に賛成する者は、むしろ買収なり補償を受けてどこかへ行ってしまった方がいいという問題で、そこにいたいという者は大変苦労をして、くちびるをかんでおるわけですね。
○長谷川説明員 ただいま先生御指摘のように江東防災拠点、昭和四十四年に東京都が防災拠点構想として発表したものでございますが、その後建設省とも十分計画的な検討を重ねられまして、この構想の中におきましては、地区内の各地点から約三十分以内で徒歩で到達できる拠点を六拠点配置いたしておりまして、そこを避難地として機能する公園を中心に、その周りを高層防火建築帯といったもので囲み、あるいはその周辺を一定幅で不燃化
大都市の災害というのはこれは大変厳しいものがありますけれども、その災害に対して防災拠点というのが、たとえば東京でも江東防災拠点なるものが計画され、一部実行されておるわけですけれども、この防災拠点の将来について、いままで考えられていたところの計画どおりさらに進めるおつもりか。それともそれに対して何らかの計画変更を考えておられるのか。その点をひとつまずお伺いをいたしたいと思います。
特に、先ほど大臣からもお話がございましたように、江東防災拠点の事業地区につきましては、防災性能を強化するための費用といたしまして、耐震性の確保のための特殊基礎工事費、さらには散水施設、ドレンチャー設備と申しておりますが、こういったものに対しましても、これを補助対象にいたします等の努力をいたしてまいったわけでございます。
特に防災の点から、江東防災拠点等につきましては基礎工事とかあるいはドレンチャー設備が必要でございますので、そういう防災性の強化費につきましてもこの補助の対象にしたわけでございます。また公園につきましても、本年度から防災的役割りを持ちます都市公園の補助対象率を引き上げる、こういう措置を講じたわけでございます。
○小巻敏雄君 いまちょっと話にも出されました江東防災整備計画というのは、昭和四十五年のあの消防審議会の方で問題提起された後で、十年計画を設けて、都市防災の最低の必要であるところの避難路、そして避難のためのオープンスペースを確保するために十年計画を決めて、おおよそ十年に近づいておる今日、ようやく六カ所の計画のうちで一つをつくり上げて、あとの一つは宙に浮いているというのが現状ではないのですか。
それから、非常に面積が大きい、そのためになかなか手がつかないのではないかというふうな最初の御質問でございますが、江東防災に例をとりますと、亀戸、大島、小松川地区でございますが、たとえばこの地区あたりは百ヘクタールという非常に大きな規模のものでございまして、したがいまして、これは御指摘のように全体をまとめて全部ということでやっていきますとなかなか時間がかかる。
それから市街地の中におきましては、これは先生御案内だと思いますが、たとえば江東防災、これは白鬚東でございますとか西でありますとかあるいは亀戸・大島・小松川地区といったところでやっておりますが、これは市街地再開発事業の手法を使っております。要するにどの方法が一番いいか、必ずしも一概には言えないと思います。
次に、都のレベルでやっております震災対策といたしましては、ハード面の対策といたしまして、先ほども大臣に御質問いただいた避難場所の問題、避難道路の確保、あるいは御説の橋梁の安全確保の問題、あるいは江東防災六拠点の事業化、防災活動拠点の取得、市街地再開発都市事業の不燃化等を努力しておるものでございます。
一例を江東防災拠点の整備事業にとってみますと、防災拠点の合計で三十五億九千百万というのを出しておりまして、そのうち、道路整備特別会計で出しますのが十七億一千五百万、それから一般会計で出すものが十八億七千六百万、計三十五億九千百万ということになっております。
地震対策につきましては、いろいろな長期計画をつくっておりまして、できるだけ計画的に整備を進めるということをやっておりますが、一例として東京江東防災の話がただいま出ましたけれども、江東防災につきましては、一応われわれとしましては、現在のところは予定どおり事業が進んでおるのではないか。当初からいろいろ予定をしておりますので、予定どおり事業は進捗しておるのではないかというふうに考えております。
○中村(清)政府委員 ちょっと補足をしてお答え申し上げますが、先ほど江東防災のお話を予定どおりと申し上げましたが、御存じのように、江東防災につきましては、自髪でございますとか、あるいは亀戸、大島、小松川、あるいは木場といろいろな地区がございますが、ちょっと言葉が足りませんでしたが、予定どおりというのは、白髪東地区については予定どおり進んでおる。
そういう地盤のよしあしと上の構造物の関係というのは本当は新潟地震は提起していたのではなかろうかと考えるわけですけれども、それを東京の地震対策に持ち込んだときに、地盤の問題でいうのはそれほどその当時十分な検討がなされてなくて、学者、研究者の間では相当議論はされていたようでございますけれども、まだ社会的にそれの問題を取り上げるほどじゃなくて、東京の地震、火災の対策というようなことで江東防災なんかが進んでいったんじゃなかろうかと
その江東防災地区に都市防災施設をつくりましても、たとえば逃げ道が全然なければ恐らく次の段階には私は非常に困る段階がくる。これは道路の問題に関係するのかもしれません、あるいは橋の問題にも関係するのかもしれません。そういったいろんな複合的な要素で人命の救助を図っていかなければならない。
現に江東防災の場合ですね、あれが一番おくれたのは何かということになると、やはり市街地再開発事業、それから防災街区ですか、それでやっていこうということだったのですけれども、結局この区画整理にしても、市街地再開発事業にしても、採算のとれるところでなければやれないような仕組みになっているものですから、だから防災には実際なじまない。
都側はそういうふうに言っているのですが、最後には建設大臣が認可するのですけれども、大臣、東京都がこの江東防災拠点、第一種でやろうという際、その東京都側の自主的な意思を尊重して認可されますか。
○政府委員(吉田泰夫君) 私どもまだ現時点での煮詰めつつある計画の積算を聞いておりませんが、まあ江東防災拠点については一般の再開発事業に比較して特に建物も堅固にしなければならない、基礎工事も余分にかかる、あるいは防災上のドレンチャー設備なども必要だということで、これにつきましては江東防災拠点に限り特別の防災性の強化費というものを補助することにいたしております。
これらの方法を私どもはいろいろ組み合わせることによりまして一つの都市構造の改善ということを考えておるわけでございますが、その中でも、たとえば東京におきます江東防災拠点がいま申しましたようないろいろな手法の組み合わせによって行っておるところでございまして、実際仕事をやってまいりますと、たとえば地盤の軟弱なところにおきましてはその基礎を強化するというようなところでいろいろな費用がかかります。
特に江東防災拠点のように東京都が各種資金を導入しましてかなりの大規模な工場跡地をすでに先行取得している、いわば都有地になって更地であいているというところなどにはこの手法が非常に役立つのではないか、こういうふうに考えております。
○吉田(泰)政府委員 江東防災地区のような住宅地区で、しかも防災上非常に急ぐという場所につきまして、確かに法律上助成の程度に差を設けるような特別の規定はありませんが、これも予算措置で恐縮でありますけれども、特に江東地区の防災拠点につきましては、昭和四十九年度から新しく防災性能強化費という国庫補助制度を設けました。
たとえば東京の江東防災拠点等につきましては、東京都の地域防災計画に位置づけられておりまして、現在逐次事業が進められておりますが、そのような方式等によりまして、各地域の地域防災計画の作成を指導してまいりたいと思っております。
○國塚政府委員 ただいまの御質問にお答えいたします前に、江東防災関係の事業の促進の答えをいたしましたわけでございますが、若干ことばが足らなかったので、補足して御説明を申し上げます。
○國塚政府委員 白鬚のみならず江東防災六カ所の拠点の開発、それから避難通路その他の関連事業ということでございます。他の地域も含めて促進するわけでございますが、白鬚地区がこの事業のスタートでございまして、この事業の成否は白鬚地区がうまくいくかどうかという点にかかっているような考えでございます。したがいまして、ただいま申し上げましたような、地元との折衝について時間を要したということが理由でございます。
○國塚政府委員 ただいま江東防災拠点計画につきまして十分な安全性が確保され得るかというお尋ねでございます。 この防災拠点計画の安全性につきましては、まことに重要な問題でございますので、慎重の上にも慎重を期して安全性の確保に遺憾なきを期するというのは御指摘のとおりだと思います。