2004-11-15 第161回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
○政府参考人(甲村謙友君) 湖沼の水質に影響を与える大きな要因といたしましては、一つは家庭、事業所など特定汚濁源からの汚濁負荷、それから流域全体の土地からの非特定汚染源からの汚濁負荷、それから湖に入った中での蓄積された汚濁負荷、この大きなのが三つ挙げられるかと思います。
○政府参考人(甲村謙友君) 湖沼の水質に影響を与える大きな要因といたしましては、一つは家庭、事業所など特定汚濁源からの汚濁負荷、それから流域全体の土地からの非特定汚染源からの汚濁負荷、それから湖に入った中での蓄積された汚濁負荷、この大きなのが三つ挙げられるかと思います。
また、そのことが非常に有効性を持つという特徴を持っておりますし、したがって、直接の対象としませんけれども、後の汚濁負荷の総量規制というようなことになりますと沿岸への規制が及ぶわけですけれども、その場合にも、流入河川の流域も海域とともに一体的に、つまり汚濁源を特定しやすい、また環境劣化域というものも特定しやすい、特定できると。
これまでの琵琶湖総合開発事業により、下水道事業、農業集落排水事業、合併処理浄化槽等の特定汚濁源対策を積極的に進めてこられました。今後は、これらの施策の着実な推進のほか、農地、市街地等の非特定汚濁源対策にも本格的に取り組む必要があると考えますが、それらは調査の成果に盛り込まれているのでございましょうか。
、これまで大きな工作物を建てた結果水質が変わった、水量が変わったという部分については、そうすぐにそれが改善されるわけではございませんので、そこに注ぎ込む川あるいは水田その他の水につきまして個別の対策をそれぞれ積み重ねていくということで、もちろん下水道の整備事業はこれからも相当高い整備率、これは平成十二年で五九%というところを目指しておりますけれども、それ以外に先ほど申し上げました、なかなか汚染源、汚濁源
しかしながら、現在のところでは、最大の汚濁源が例えば都市排水というようなことがございますので、都市部における下水道の整備というようなことで、汚濁の発生源の著しいところから重点的に対応していくというようなことになってございます。
もちろん、浄化の基本となりますことは、流域におけるところの対策、流入しますところの汚濁負荷をできる限り少なくする、汚濁源での対策というものが基本ではございますが、河川といたしましての対策としても、あらゆる手だてをしなければならないというふうに考えております。
その具体の範囲はどうなるかということで、確かに今まで私ども、それは取水口の上流十五から二十キロメートル、これはすべての水域でそうだと言っているわけではございませんで、多くがその程度の範囲におさまるのではないか、こうした具体的な汚濁源が立地して事業を促進しなければならないような、相当原水に影響が強い地域というのはそういう地域におさまるのではないかということで申し上げているわけでございます。.
この二期の計画に基づきまして、現在県と環境庁あるいは関係省庁が連携をいたしまして、汚濁源に対する各種の規制、それから事業といたしましては下水道事業、農業集落排水施設事業、あるいはこれらの高度施設の整備、合併浄化槽の整備、あるいは底泥のしゅんせつ、内湖の浄化対策、住民に対する家庭排水等につきますいろんな普及啓発といったような各種の施策を総合的、計画的に推進をしているところでございます。
そういうような状況でございますので、汚濁源につきましても各種規制の実施をいたしておりますのと同時に、下水道、集落排水施設、あるいはそれらの高度処理施設の整備、合併処理浄化槽の整備、あるいは底泥のしゅんせつ、内湖についての浄化対策等々の施策を総合的に推進をしているというような状況でございます。
昭和六十二年三月には千葉県が湖沼水質保全計画を策定いたしまして、県と関係省庁が連携をしつつ汚濁源に対する各種の規制や下水道の整備等の水質保全事業が総合的に実施されてきているところでございます。
少し具体的に申し上げますと、この計画の中では、汚濁源に対する各種規制を実施すること、また水質保全のための対策といたしまして先ほど来お話の出ております下水道、農業集落排水施設、合併処理浄化槽等の生活排水処理施設の整備、及び高度処理の推進、底泥のしゅんせつ、あるいは施肥法の適正化を図る、こういったような各種の事業を盛り込んでおりますので、これらを推進することによりまして霞ケ浦の水質の改善を図っていきたい
こういう閉鎖系の水域でございますので、いわゆる汚染の原因というのは、今人口増という部分での汚濁源の増加というふうにおっしゃいましたけれども、一概に人口増ということだけでもないのだと思います。いわゆる流入水の汚染というその原因が、工場等々のいわゆる工業排水、それから農業における排水、それから家庭の雑排水、そういうものが汚染の原因として大きく挙げられるのではないかな。
湖沼計画の中では、汚濁源に対する各種の規制を実施するということとともに、水質保全のための対策、例えば下水道でありますとか農業集落排水施設あるいは合併浄化槽、こういったものの整備、先生も御指摘になりましたような農業排水の適正な管理の指導あるいは地域住民に対する普及啓発、こういった各種の事業を総合的、計画的に推進していきたい、こういうふうに考えております。
○眞鍋政府委員 先ほど来申し上げておりますように、最近の水質汚濁につきましては、生活排水が汚濁源の大きなウエートを占めてきておるわけでございます。そういう意味で、先生御指摘のように、生活排水ということになりますと、生活者がそれぞれが自覚をしてできるだけ汚れた水を流さないといいますか、汚濁源を減らしていく、こういう取り組みが大事でございます。
○松井説明員 油ケ淵の流域の水質保全のために、愛知県におきましては、その最大の汚濁源となっております安城市並びに下流の高浜市、碧南市等を対象にいたしまして、矢作川・境川流域下水道の矢作川処理区と衣浦東部処理区の事業に着手し、現在その整備に努めているところでございます。残念ながらまだ供用には至っておりません。
それから、霞ケ浦の水質改善対策を実施してきた中での問題点はというようなことでございますが、霞ケ浦の水質改善対策といたしましては、先ほど申し上げましたように、流域対策、湖内対策や浄化のための啓蒙啓発というのがあるところでございますが、霞ケ浦の汚濁源は家庭等から排出される生活系排水の占める割合が四〇%を超えているという状況でございます。
〔委員長退席、福島委員長代理着席〕 水質汚濁防止に関することは、排水規制の対策に加えまして、水質環境基準の確保が緊急な、しかも非常に重要な問題でございまして、指定の湖沼につきまして、下水道整備などの水質保全に資する事業と各種汚濁源に対するきめ細かな規制等の措置を、地方公共団体あるいは関係省庁などとの協力のもとに総合的な計画の中で進めていかなければならないものだというふうに考えております。
また、この二つの沼の汚濁源は、先ほど来申し上げておりますように生活系が圧倒的でございます。これらの水質を浄化するためには、流域下水道、あるいは関連している公共下水道、あるいはしゅんせつ事業あるいは導水事業というものがございますけれども、大変これらにつきましては多大な事業費を必要といたします。
今以上に新たな汚濁源あるいは汚濁負荷量の増加があれば、これはますます汚濁がふえていくわけですね。まず、それがないということが前提で減らしていくことが問題ですね。なぜここで許可制が導入できなかったのかという点です。
それから、湖沼法の効果でございますが、この効果につきましては、これは私どもは水質基準の確保の必要な湖沼につきまして、下水道の整備を大いに促進していただきまして、いろいろな汚濁源に対する特別の規制等をやらせていただきまして、総合的に、計画的にでき上がるというところにこの法律の効果があるわけでございます。
次に、湖沼の環境保全について特別立法ないしは河川法の抜本的改正を行うべきではないかという御質問でございますが、本法案は、閉鎖性水域である湖沼の特殊性から、水質の保全に関し、汚濁源対策として特別の措置を定めようとするものであります。本法案による措置と相まって、良好な湖沼の環境の保全が図られるように、河川法による水及び空間の環境管理を適正に行ってまいる所存でございます。
その要旨を申し上げますと、窒素、燐の排水規制を行い、その公共水域の富栄養化の防止を図るには、各種汚濁源について均衡のある対策を総合的に講ずる必要がある、したがって排水規制をやる場合には、あわせて以下の措置を講ずるように環境庁は関係省庁に協力を要請していくということでございまして、一つ、その規制以外の措置と申しますのは、下水道とか浄化槽とかそういう生活系汚濁の施設の整備等、それから家畜あるいは魚類養殖等