2004-06-11 第159回国会 衆議院 厚生労働委員会 第22号
これは、この間、六千四百本にも及ぶ汚染血液がきちんと遡及調査をされずに、日赤の業務として、安全性に極めて問題が多いというところから、血液事業を、ある種、日赤の部門の中で独立させ、独立ではないですね、一つの事業本部を設けてやろうという組織改革が進んでおるやに伺っております。
これは、この間、六千四百本にも及ぶ汚染血液がきちんと遡及調査をされずに、日赤の業務として、安全性に極めて問題が多いというところから、血液事業を、ある種、日赤の部門の中で独立させ、独立ではないですね、一つの事業本部を設けてやろうという組織改革が進んでおるやに伺っております。
○和田委員長 また、旧日本トラベノール社は、一九八三年六月に、汚染血液を原料とする血液製剤のアメリカ国内での回収措置及び日本での出荷停止の措置について厚生省に報告しましたが、当時の非加熱製剤の問題を検討する上で、この報告がどのように活用されることを期待されたのか、簡潔に御説明願いたいと思います。
次に、ことしの二月八日付の各紙で、日赤汚染血液の出荷の報道がなされました。八五年十二月に日赤でスクリーニングの検査の試験中に二例のHIV陽性血が発見されたが、そのまま出荷されたとの当時の遅塚血液事業対策室長の発言をもとにした報道でありますが、その後、これはどうなったのですか、端的に答えてください。
それから第二は、汚染血液または血液製剤の注射。第三は、静脈注射による薬物常用者、つまり精神異常者その他も含めてでありますが、薬物常用者の注射針の共用。そして母子の胎内感染。整理をしてみるとこういうことなんだと、これ以外は感染することはないんだと。国民サイドで、これはそういうことなんだという整理でいいんですか。そういう考え方をきちっと整理をすればこういうことであると、端的に答えてください、その辺。
そして、その中で非加熱の汚染血液製剤を日本が導入したどころに原因があるのですね。非常に大きいのですよ。それに対しまして加熱してエイズのビールスを殺菌すべきであるという意見が出ますと、アメリカのFDAやそれに並行した機関は直ちに決断をいたしましてやるわけですが、日本はその判断が二年四カ月もおくれているわけです。
○大原(亨)委員 時間もだんだん迫ってまいりましたが、一つ重要な点は、一つ一つやっていきますが、やはり血液行政の中で、その他の原因の中には血友病があるのですが、血友病の汚染血液の問題がある。しかも、ほとんど売血を輸入しているという。日本が最大の輸入先ですね。そういう実態があるわけです。
汚染血液の問題があるわけですが、その他の感染ルートを取り上げますと、話があったように日米比較で特色があるわけです。そこで問題は、アメリカでは血友病患者の方が汚染血液によってエイズになった、こういう問題が全体的に見るとウエートが非常に低い。日本は非常に高い。これはどういうところに原因があるというふうにお思いになりますか。