1979-12-07 第90回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
これなんかも、その堀江氏の記述によりますと、汚染工具が汚染管理区域外につまり汚染されたままの状態で持ち出されていることをしばしば目撃し、それをぴたんと書いています。彼は書きとめています。だから、管理区域外はおろか、町中にそれが持ち出されたケースが、福島第一の場合、敦賀の場合、二回記述されています。これは、だから、一人一人の作業員の汚染量のチェック体制はおろか、工具にまでこのルーズさが及んでいる。
これなんかも、その堀江氏の記述によりますと、汚染工具が汚染管理区域外につまり汚染されたままの状態で持ち出されていることをしばしば目撃し、それをぴたんと書いています。彼は書きとめています。だから、管理区域外はおろか、町中にそれが持ち出されたケースが、福島第一の場合、敦賀の場合、二回記述されています。これは、だから、一人一人の作業員の汚染量のチェック体制はおろか、工具にまでこのルーズさが及んでいる。
原子力発電所の中で働く労働者の安全につきましては、まず原子炉等規制法に基づきまして、設置者がその作業場へ入る出入りのところとか、そういうところで厳重にチェックするという制度をとっておりまして、管理区域とか、汚染管理区域の設定とその区域への立ち入りのときには被曝線量の監視をいたしておるわけでございます。
すなわち、管理区域及び汚染管理区域の設定をいたします。並びにこれらの地区への立ち入り制限、作業者の被曝線量の監視、作業環境の監視、作業者に対する保安教育等に関する保安規定の制定を設置者に義務づけ、これを守らせております。
○政府委員(伊原義徳君) 敦賀原子力発電所の保安規定によりますと、汚染管理区域から物品を搬出する際には汚染の有無を調べることになっておりますので、もし行なっておらないとすれば、保安規定のその条項に違反することになると考えます。
したがいまして、現在では下請業者等よく知らないで入る人たちに対しては、できるだけ読んでよくわかるような明示をしておくことと、それから説明すること、それから常に安全教育制度を普及していくこと、それから中に入ります場合には、徹底して作業衣から下着まで全部着がえさせること、それから汚染管理区域にあります物品は絶対持ち出さないようにして、作業具等につきましても中のもので行なうことというような形の徹底化をはかるということで
○近江委員 それから、あなた方の十分な徹底というのは、私たちはそこまで確信は持てませんけれども、まあ、しかし、一応そのまま受けるとして、この事故の、もう少し私は内容に入ってみたいと思うのですけれども、この作業員は、発電所内の汚染管理区域の使用済み燃料プールのペンキ塗り変え作業のための足場づくりの作業をしていた。