1968-11-29 第59回国会 参議院 決算委員会 閉会後第7号
ただ汚染機序につきましては、その後九大等の協力によりまして北九州市がこの製造工程の検査をいたしたわけでございますが、このタンクに三つの小さい穴があいておったということを発見したわけでございます。これはタンクが六つございまして、六号かんに穴があいておったということがわかったのでございますが、この穴にいたしましても〇・〇二ミリメートルというような小さいものでございます。
ただ汚染機序につきましては、その後九大等の協力によりまして北九州市がこの製造工程の検査をいたしたわけでございますが、このタンクに三つの小さい穴があいておったということを発見したわけでございます。これはタンクが六つございまして、六号かんに穴があいておったということがわかったのでございますが、この穴にいたしましても〇・〇二ミリメートルというような小さいものでございます。
○説明員(金光克己君) 先ほど申し上げましたように、まことに同じことを繰り返して恐縮でございますが、やはり汚染機序、汚染のしかたをもう一つ突き詰めた結果を得て措置を考えたい、かような考え方でございます。
すなわち、その汚染源は阿賀野川上流鹿瀬地区にある昭和電工鹿瀬工場で汚染機序はアセトアルデヒド製造工程中に副生されたメチル水銀化合物が工場排水によって阿賀野川に流入し、アセトアルデヒドの生産量の年々の増加に比例してその汚染量も増し、それが阿賀野川の川魚の体内に蓄積され、その川魚を一部沿岸住民が捕獲摂食を繰り返すことによってメチル水銀化合物が人体内に移行蓄積し、その結果発症するにいたったものと診断する。
その中で明らかに「昭和電工鹿瀬工場で、汚染機序は、アセトアルデヒド製造工程中に副生されたメチル水銀が工場排水によって阿賀野川に流入し、アセトアルデヒドの生産量の年々の増加に正比例してその汚染量も増し、それが阿賀野川の川魚の体内に蓄積され、それを一部沿岸住民が捕獲、摂食を繰り返すことによってメチル水銀が人体内に移行蓄積し、その結果発祥するに至ったものと考える。」こういうふうに結論が出ておるわけです。
すなわち、この汚染源は、阿賀野川上流鹿瀬地区にある昭和電工鹿瀬工場で、汚染機序は、アセトアルデヒド製造工程中に副生されたメチル水銀が工場排水によって阿賀野川に流入し、アセトアルデヒドの生産量の年々の増加に正比例してその汚染量も増し、それが阿賀野川の川魚の体内に蓄積され、それを一部沿岸住民が補獲、摂食を繰り返すことによってメチル水銀が人体内に移行蓄積し、その結果発祥するに至ったものと考える。」