1973-07-05 第71回国会 参議院 社会労働委員会 第17号
それで桜木町のもう駅の構内から腕章をはめた求人連絡員という人がいたり、腕章のない者もおります。そして、そこで労働者をピックアップしているわけですね。私、参りましたのは、六月十三日の朝です。桜木町の駅から始まって、その前の野毛町、それから寿町、これはどや街ですね、それから万国橋の職安に至りますところをずっと車で通りましたけれど、これはもうたいへんなものですよ。
それで桜木町のもう駅の構内から腕章をはめた求人連絡員という人がいたり、腕章のない者もおります。そして、そこで労働者をピックアップしているわけですね。私、参りましたのは、六月十三日の朝です。桜木町の駅から始まって、その前の野毛町、それから寿町、これはどや街ですね、それから万国橋の職安に至りますところをずっと車で通りましたけれど、これはもうたいへんなものですよ。
ですから、そういう暴力的な手配師、いまの求人連絡員です。これを一体どうするのか。これがそのまま職安の仕事を——窓口に並ぶといいますと、これはたいへんなことになります。それのチェックがないと言っているわけです。なるほどいまの法律の中に、一定の刑を受けた者、そしてそれが刑の執行後二年たたない者、こういうのがあります。しかしながら、それでは問題の解決にはならぬと思います。
すでに港では手配師——いまは求人連絡員、こうなっておりますが、あるいはまた現場の責任者、こういう人たちのことばとして出ておりますのは、いままでは職安がやっていた、十月一日からはおれたちの天下になるのだ、おまえたちは覚えておけ、こういうことばが出ておりますし、また、おまえたちはいまのうちに全港湾を抜けておけ、そうしないと働けなくなるぞ、こういうことがあちらこちらで言われているわけです。
求人連絡員になる。こういうような連中が、今度は地区協会の職員になって、まあこれは困ることに相なる。おそらくそれを考えたならば、この法律自身はいい法律であるというけれども、いい法律であるその利益は、おそらく先のほうを見ているのが業者、そしてそれによってあぶらをしぼられるのが逆に労働者、そういうことになってはいけないわけです。
特に粗暴的犯罪でございますが、暴行傷害事件につきましては、その原因が、求人連絡員が確保した労務者が就労中に早びけをする、あるいは仕事の能率低下というようなところから暴行傷害を加えるような場合が多いのでございますが、被害者側は、まあ私どもの判断では、やっと見つけた職場で仲間から見放されると生活の基盤を失うというようなために被害の届け出がきわめて少ないのではないかと思われるのでございます。
これら暴力団についての取り締まりは、港湾行政に限りませんが、暴力団全般について、昨年から強力な取り締まり要綱を定めまして取り締まりに当たっておるわけでございますが、この形態の中には、いわゆる手配師といわれる求人連絡員が、自分の確保した労務者に対して、仕事の能率確保等のために暴行傷害を行なうような事犯とか、あるいは今度は逆に求人連絡員が行なう労務者の募集の仕事に対しまして、先般も横浜で検挙いたしましたように
○政府委員(日原正雄君) 港湾における暴力団犯罪として警察が検挙をした事例としては、先ほども申しました求人連絡員が自分の確保した労務者に対して仕事の能率を確保するとか、いろんな理由で暴行傷害を行なうというような事犯、あるいは求人連絡員が行なう労務者の募集の仕事に対して、暴力団員がなわ張り料というような名儀であるいはたばこ銭とか、あるいはあいさつ料というような名義で金を喝取するような事犯とか、あるいは
○政府委員(日原正雄君) 私どもは求人連絡員の問題にいたしましても、それが法律違反になります面につきましては関与をいたしてくるわけでございますので、その限度においてはいろいろ関係各省との出先機関でお互いに連絡をとることはございまます。個々の詳細については、私も報告を十分受けておりません。
○政府委員(日原正雄君) お話しの手配師は、いわゆる求人連絡員という形で私ども把握いたしておりますが、やはり中心は労働省の関係であろうと思いますので、そちらのほうが詳しいんじゃないかと思います。
それによりますと、いわゆる手配師の問題ですね、これがちょうど私ども視察に参ります前に西成分室というものができまして、そこで職業紹介みたいなのをやるのですが、これに手配師がみんな求人連絡員という腕章を巻いております。これが手配師なんですね。
第二は、労務需給調整上の対策として、荷役業者に対して労働力の絶対量の範囲での相互調整と、労務確保に当り、でき得る限り公的機関を利用するよう協力を期待したこと、及び手配師に対する措置として、荷役業者は手配師を求人連絡員として職業安定所に登録させて身分を明確にさせたこと、またピーク時における調整については、従来労務の枯渇をおもんぱかって必要以上に労務を確保していた手持ち労務のロスを解消させたこと、元請、
二、手配師と称される者ははっきりと会社の求人連絡員と名称をつけ、職安制定の腕章をつけさせている。三、求人連絡負は賃金の支払いはさせない。四、賃金支払いは会社の会計二名以上立ち会いの上で支払う。五、賃金支払いの際は、明細書を賃金に添えて支払うこと。六、賃金は現場において支払うことはできない。会社内会計課において直接本人に支払うこと。七、月末集中配船に対し、調整協議会ができました。