1959-02-13 第31回国会 衆議院 文教委員会 第6号
去る六日の委員会における協議に従い南極地域観測隊の永田隊長、松本船長及び村山越冬隊長にあて、次の通りそれぞれ祝電を送りました。 永田隊長、松本船長あてに 越冬隊残留につき予期以上の成功をおさめられ、大賀の至りに存じます。全国民を 代表して、はるかに御一行の御健勝を祈念し、無事御帰国の日を鶴首してお待ち申し 上げます。
去る六日の委員会における協議に従い南極地域観測隊の永田隊長、松本船長及び村山越冬隊長にあて、次の通りそれぞれ祝電を送りました。 永田隊長、松本船長あてに 越冬隊残留につき予期以上の成功をおさめられ、大賀の至りに存じます。全国民を 代表して、はるかに御一行の御健勝を祈念し、無事御帰国の日を鶴首してお待ち申し 上げます。
そこで永田隊長、松本船長、それから村山越冬隊長あてに、本委員会の決議をもって祝意とあわせて御成功に対する御慰労の電報を委員長の名前で打ちたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
それから、こちらのバートンアイランド号に対する援助の依頼でありますが、これはもちろん統合本部で打ち合せをいたしまして、そうして私の方は私の方のルートを通じて、というのは船の運航についての無電等はこちらの方でやっておりますので、その問題について船長に指令したのでありまして、もちろん現地でもこの永田隊長とは十分連絡がとれておるものと思っております。
これについては私ども伝えられるところでは、永田隊長はなお引き続いて隊長として行かれる意思を持っておられるように私ども推測しておるわけですけれども、茅先生の方の御意見では、できれば他の人を出したいというような御意見もあるやに聞いております。しかし、隊長がいずれにもせよ早くきまるということは非常に重要なことだと思いますので、そのいきさつをお伺いいたしたい。
に具体的に、これはまあ当っているのかどうかは私たちもよく知りませんが、当時船の行動というものは全部保安庁の指令に基いて行われたと、特に出発するときにすでに接岸の日と離岸の日がきめられて、そういう指令を持って宗谷が出て行ったというようなことがいろいろ問題にされて、いろいろ記事にも出ておったのでありますが、その後、たとえばバートンアイランド号に求援をする場合もその指揮が保安庁の関係の方から出されて、永田隊長
当委員会は、当初から、この問題は非常に関心を持ってやって参りましたので、この際、委員長におかれましては、なるべく早い機会に、文部省、それから学術会議あるいは前回の経験者永田隊長その他をお呼びいただいて、今回、新たに計画されたものについて、いろいろ聞く機会をぜひ与えていただきたいと思います。
今後問題になるのはあとで永田隊長から伺いたいと思うのですが、西堀隊長個人の考えでけっこうですが、今の昭和基地の家屋、器材、もっと大きなものは領土権の問題、こういうことがいろいろ問題になってくると思うのです。そういう点についての今の問題と関連して、西堀さんはどういうふうにお考えになっておるのか。これは文部省にいろいろ伺う参考のためにその点についてもう一点だけお伺いしたいと思います。
ところがただいま永田隊長のお話を承わりますと、日本の科学者の水準というものは非常に高いのだ。なおまた優秀な人物も非常に多いのだというお話でございますし、私どもも率直にその点につきましては認めて参りたいと考えます。そこでこういった日本の科学水準というものが非常に高く評価されておりますので、学術のみに参加するという意味で、接岸の方はむしろ国際的な協力を求めていく、船の方は国際的協力を求めていく。
今度は永田隊長にお伺いするんですが、永田隊長は立場上からも当然そういう気持があると思うのでありますが、実はこの問題は日本の最初の非常に大きな計画でありまして、いろいろな工合でこういう結果になったんですが、隊長としてはどうしてもこれを続けたいというような決心とか御決意等を発表されておるわけですが。
○国務大臣(松永東君) 先日来、越冬隊の西堀隊長並びに永田隊長あたりと何回もお目にかかりまして、そうしていろいろ話は承わりました。しかしまだあの人あたりも、具体的にこうした方がいいとか、こうすべきであるとかいうような意見の開陳はございません。それはお説の通り、学術会議あたりに御報告の上で確固たる計画が立てられるであろうと思います。
電報を打たれたかどうかは、あとで答弁をいただきたいのですが、なお、永田隊長と山本航海長は飛行機で先に帰るわけですが、来年度またやられるかどうか。どういうお考えを持っておられるのか。
しかしながら、永田隊長初め乗組員全部が、非常な努力——ほとんど命を的にかけての努力をしていただいた点については、感激いたしております。しかしながら、これが来年度も続行していくかどうかということについては、これはよほどの問題だと存じますので、この二十一日の日に、永田隊長初め越冬隊の人々が飛行機で帰ってくることになっております。
初めに、去る二月二十八日の本委員会の決定に従い、南極観測隊永田隊長に感謝電報を送りましたが、これに対し、去る三月三日、永田隊長より文教委員長あて、次のごとき返電がありました。すなわち、 御懇篤な電報を拝受いたし恐縮に存じます。われわれ微力のあらん限りを尽して努力いたしましたが、不幸にして第二次越冬観測の目的を達することを得ず、国民各位に対しまことに申しわけなく存じております。
○松永国務大臣 仰せになりました諸般の問題については先ほど来繰り返し申します通り、越冬隊の帰還並びに永田隊長の帰還によってそうした失敗の原因が那辺にあるかということ、さらにそれは適当な注意を払ってもなし遂げることができなかったのかどうかというような点等も考究いたしまして、そして善処したいというふうに考えております。
○河野(正)委員 いずれにいたしましても、いろいろ論議いたして参りましたが、具体的な今後の措置につきましては、あと半月いたしますれば現地から永田隊長以下御帰還でございますので、その後において、今後は適切な対策を講じていただくように心からお願い申し上げたいと思います。
○佐藤(觀)委員 私たちもいろいろ議論はありますけれども、越冬隊員の並々ならぬ苦心、松本船長初め永田隊長らの苦労は国民とともに感謝しております。ただ私たちが感謝をするだけではいけませんので、今度のこの苦い経験によって今後これをどういうふうに生かしていくかということについては、いずれ永田隊長も三月には帰られるそうでありますが、大臣としては何らかの構想を持っておられるのか。
自来松本船長、永田隊長を中心といたしまして、海上保安庁の皆さん並びに学術会議、統合推進本部、これらが協議をいたしました結果、はっきりと自信があったとは私は申し上げませんけれども、二月の一日から五日前後の間までが、南極としては最も行動が自由になる時期であろう、それが予備観測におけるわれわれの経験であるということに一致したのであります。
○茅説明員 この点につきましては南極地球の観測の国際会議が二月の初旬にへーグで開かれまして、日本からも永田隊長の代理といたしまして力武氏が出席いたしました。その結果これはインターナショナル・カウンシル・オブ・サイエンティフィック・ユニオンという国際学術会議がありまして、それの催しでございますが、それが各国政府にあと五カ年観測を続けてやることを勧告するということになったのであります。
○野原委員 これから先、永田隊長のお帰りになるのはわかったのですが、ケープタウンに回って宗谷が日本に帰ってくるまでのいろいろな観測その他のお仕事もあろうと思う。その予定、計画、そういうものはどういうことになっておるか。
おそらく松本船長と永田隊長の間にも、あのバートン・アイランド号の応援を除きましては、そういったような意見の相違はなかったようにわれわれは了解いたしております。
○大倉精一君 この問題は、大臣が今時間がないようでありますから、あとでまた質問したいと思いますが、ただ、私は現地の永田隊長とそれから船長との間の云々、そういうわけじゃなくて、現地におけるところの血みどろの努力に対して、背後にある機構、あるいはその他の問題が十分であったかどうかということについて、お互いに責めるのじゃなくて、検討する要があるのだ、こう私は思うわけで、いろいろお尋ねしているわけです。
非常な場所で生命をかけた仕事をやるという場合においては、何をおいても人の和ということが大事なんですけれども、これも私も確かな証拠があるわけじゃありませんけれども、たとえば、アメリカの船に救済を頼む場合におきましても、全然永田隊長は知らなかった、船員も知らなかった、ただ、船長と、そうして海上保安庁の方と連絡をされて、そうしてアメリカの船が助けに来るということなんです。
それから今お話の、熱意のあまり、永田隊長とかあるいは西堀越冬隊長、こういう留守宅にまで非常に強い要望が出ておるというのは事実でございまして、これにつきましては、先般、一昨日でございましたか、報道関係の方々の御協力を得まして、今申しましたような実情であることも十分それらの方々にわかっていただきますように、報道関係の方々に協力をお願いしたようなわけでございます。
しかし、船長といたしましては、部下の職員あるいは隊員の方に、何から何まで、その運航上のことについていろいろ一々報告をすることもないかと思いますが、しかしながら、重大な問題については、永田隊長とはしょっちゅう打ち合せておりますので、いろいろの伝えられるところはありますが、永田隊長とは完全な了解のもとにやったことと考えております。
これは私はもう少し調査をしてから質問したいと思うのでございますけれども、たとえば一例を申し上げますと、もうアメリカのバートン号ですか、あれが救援におもむくという、こういう場合に、いわゆる海上保安庁を中心とするこっちにいる人ですか、こういう人が直接交渉をし、その段取りをしておることが、肝心の現地の永田隊長以下の観測陣は全然これを知らなかった、こういうことも出ておるのですが、こういう事実はあったんですか
それから統合本部はそういう役所のなわ張りを離れて、これらの問題に関してほんとうに緊密に努力をして、たとえば外国船の援助についてのしろうとのアマ無線等の連絡が現にあるのですから、そういうものは全然知らなかった—現に永田隊長はその報告を聞いて非常に憂うつになったというようなアマ無電関係の連絡等もあって、私はやはり本部において今日の事態を生ぜしめた多くの責任があると思います。
○今澄分科員 私はこの電動式にしなかったことが、宗谷が氷の中で立ち往生した大きな原因であって、永田隊長に対しては、国会議員の一人としてまことに気の毒だと思います。もう一つ私は文部次官に聞きますが、一体あなた方の東京における統合本部が、南極の天気図を掲げたのはいつですか。
○今澄分科員 私は今回こういう世界のヒノキ舞台で、現地の非常な努力にもかかわらず、あきらめねばならないかというような情勢に至ったことについては——海上保安庁の命令系統、これは船長へ直接行きまして、永田隊長が隊長としての命令系統、これとが別個である。私は調査団が船をチャーターして、一切が永田隊長の意思によって動く、こういうことになれば、非常にスムーズにいったであろうと思うのです。
こういう船に乗り組んでこの困難と戦う永田隊長あるいは松本船長の御労苦に対しては、ただただ頭が下るのでございますけれども、先ほど河野君の御質問に対する御答弁を聞いておりますと、また危なくなったらグレイシャー号になるかもわからぬ、こういうことになって参りますと、南極の気象ということは実は不測の事態じゃないのです。今日の南極の気象というものはこれは予測されなければならない事態なんです。
それらの資料につきまして、今後の活用につきましては十分今後の問題として検討いたさなければなりませんが、十分関係学者の意見等も得まして、観測隊の永田隊長初めの意見も聞きまして、今後その研究資料につきまして考慮検討いたしたいと存じます。
○佐藤(觀)委員 統合本部が今日決議いたされますまでに、現地の永田隊長あるいは西堀隊長からいろいろ決意が来たといわれております。密書が来たといわれておりますが、そういうものは国民が非常に心配しておりますのでここで一つ公表していただきたいと思います。
そうしたら松本船長初め永田隊長はどれだけ感激することかと思っておるのであります。
○佐藤(觀)委員 もう一つお伺いしたいのは、先ほど永田隊長から日本独特のあれでやるのだというお話を承わりましたが、これは日本人である以上当然でありますけれども、アメリカとかソ連、イギリス、ノールウェーなどが大体成功しておるので、これは経済的能力が日本は違いますから、必ずしも私たちは外国と同じようなことをやれとは言いませんけれども、しかし今度の一予備観測で日本のやる方法はこういうような考え方が正しいというような
○灘尾国務大臣 ただいまの永田隊長のお答えは、きわめて重要なことと私考えます。そういう意味におきまして、隊長の意見もなおよく伺いまして、検討いたして参りたいと考えます。
○佐藤(觀)委員 もう一つ永田隊長にお伺いしたいのですが、この観測について、今西堀割隊長がおられませんから言いにくいのでございますけれども、永田隊長と西堀副隊との間に多少観測についての意見の相違があるということを聞いておるわけなんですが、この予備観測を通じて、どういうような結果が出ているかということを一言だけ御発表いただきたいと思います。
宗谷の改装に要する予算をどう考えているか、この際文部大臣並びに大蔵大臣の所見を伺いたいというのに対しまして、灘尾文部大臣は、お説はごもっともであるが、宗谷は昨夜帰ったばかりで、永田隊長以下の報告も十分まだ聞いていない。
○主査(小林武治君) 主査から申し上げますが、先ほど湯山委員の発言につきまして、実は私、手続に通暁しないためにあのような発言をいたしましたが、永田隊長は政府委員ではない、従って参考人としておいでを願うためには委員会の了解がなければならぬと、こういうことでございまするので、理事会等に諮らざるを得ない。
それは南極観測隊長の永田隊長が今夜帰られるということでございます。ところが御承知のような事情で南極観測については非常に困難をきわめたいきさつもあり、宗谷をどう改装するか、あるいは宗谷を随伴船にして別な船を出すか、そういうことは非常に重要なことであるにもかかわらず、今年の予算にはそういういうための経費は見られてないわけでございます。
もちろんきょうかあす永田隊長もお帰りになることでございますし、それからいろいろな打ち合せもあるでしょうと思いますけれども、その点についてお尋ねいたしたいと思います。
○緒方政府委員 南極観測の宗谷の問題につきましては、大へん御心配いただいたのでございますが、宗谷の砕氷能力につきましては、ただいまお話がございましたように、本日の夜に永田隊長並びに宗谷の山本航海長が急遽帰ってこられることになりましたので、これらの方々が帰られました上、よく御報告を伺いまして、その上に、その御意見あるいは経験に徴して、今後十分検討をしなければならぬ問題だと存じます。