1966-11-18 第52回国会 参議院 決算委員会 閉会後第11号
その理由は、この一〇ページに書いてありますが、「水飴業界および、ぶどう糖業界各社から共和グループの独走に対する強い反対の意見が表明された。」、それから同時に、「糖価の異常な低落、でん粉価格の高騰という市況の変化もあって、」云々と書いてありますが、このほかに集約合理化構想というようなものもある。その、ここにかけた費用はたしか六億ないし八億という報告が出ておるわけなんです。
その理由は、この一〇ページに書いてありますが、「水飴業界および、ぶどう糖業界各社から共和グループの独走に対する強い反対の意見が表明された。」、それから同時に、「糖価の異常な低落、でん粉価格の高騰という市況の変化もあって、」云々と書いてありますが、このほかに集約合理化構想というようなものもある。その、ここにかけた費用はたしか六億ないし八億という報告が出ておるわけなんです。
そのために只今でん粉並びに水飴業界に新しい混乱が起りつつあることは長官始め御承知の通りであります。一体どういう事情で方針だけがきまつておるにもかかわらず買上の価格、数量が決定をされないのか、その辺の実情を一つ伺つておきたいと、こう思うのであります。
この価格自体は農家、でん粉業界、水飴業界に相当影響のある価格でございますので、均衡のあることにこれを形成するのは政府の責任であるというように農林省としては考えております。他の役所等との関係もありましていろいろ事務的に折衝に日を重ねた次第でございます。近く決定をみるように図りたいと思います。
水飴業界におきましても、澱粉業界、又農民のいも作農家におきましても、相当価格が値下つて来るという前提にこれを対処することが根本だと考えますので、過渡期におけるひずみというものは、十分慎重に、急激な変動のないような形で価格安定に持つて行くことが目的だと思います。そういう過程における払下方法、或いは入札の価格、いろいろな問題等につきましては、なお食糧庁とも目下大いに検討を加えつつあるわけであります。
○政府委員(東畑四郎君) 甘藷、澱粉、水飴業界を取り捲きましてその利害は非常に微妙でありまして、恒久的な問題としましては、先ほど細田部長が申上げましたように、砂糖というものはだんだん国際価格に鞘寄せされて参り、消費税の問題等も出ておるんでありますが、そういうことを考えますと澱粉価格、水飴、甘藷自体も或る程度低くなることが予想され得るのであります。
○政府委員(東畑四郎君) 物品税の問題は、砂糖の業務用の払下等があつて値下りする以前から水飴の物品税をなくすることが農家自身の経営上にも好影響を及ぼし、水飴業界には勿論影響があるという点も検討いたしまして、実はこういう問題が起る以前から事務的にお話合いはしておるのでありまして、只今大蔵省の調査課長が申されましたようなことで折衝中なのであります。