1983-03-03 第98回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号
○竹中政府委員 鹿児島県が行おうとしておられる調査でございますが、要は、通常の食生活を続ける限りにおいて健康被害を生ずるおそれがあるかどうかというそこがポイントでございますので、鹿児島県に対しまして、その調査の中で、鹿児島湾産魚介類の流通の実態でございますとか、あるいは地域住民の水銀汚染魚の推定摂取量でございますとか、メチル水銀の総摂取量、そういったものを総合的に調査をしていただきまして、先ほど申しましたような
○竹中政府委員 鹿児島県が行おうとしておられる調査でございますが、要は、通常の食生活を続ける限りにおいて健康被害を生ずるおそれがあるかどうかというそこがポイントでございますので、鹿児島県に対しまして、その調査の中で、鹿児島湾産魚介類の流通の実態でございますとか、あるいは地域住民の水銀汚染魚の推定摂取量でございますとか、メチル水銀の総摂取量、そういったものを総合的に調査をしていただきまして、先ほど申しましたような
さて、第三水俣病問題に端を発しまして、昭和四十八年七月、魚介類の水銀に関する暫定的規制値が定められ、これに基づいて全国総点検が実施されました結果、鹿児島湾奥の水銀汚染魚が発見をされまして、ことしでちょうど十年目を迎えておりますところから、この問題に県民の非常に強い関心が寄せられております。
○政府委員(山崎圭君) 第九十五回国会提出請願第一三〇号に関連し、昨年十一月二十七日開催の当委員会において委員長から御発言のありました水俣湾の水銀汚染魚対策につき、関係各省庁を代表いたしまして御報告申し上げます。 水銀汚染魚対策につきましては、昭和四十八年以来関係各省庁が協力し、以下申し述べるような諸施策を実施してきております。
環境庁はこの海洋汚染については、今回の徳山丸事件でも深い関心を持っているというふうに言われておられるわけでありますが、実は昭和四十八年の十一月に鹿児島湾奥内で水銀汚染魚の発見を契機にして、環境庁や鹿児島県が水産生物調査、環境現状調査、汚染の原因調査について、実は世界でもきわめて珍しいと言われています海底への調査を潜水艇を使って行ったわけであります。
○和泉照雄君 最後に、私は鹿児島湾内の水銀汚染魚の調査結果についての質問を若干いたしたいと思います。 湾奥部の水銀汚染問題が表面化したのは、御承知のとおり昭和四十八年十一月でございますが、その後鹿児島県環境局と環境庁の依頼で、小坂東京工業大学教授ら学者グループが深海潜水艇「はくよう」を使って鹿児島湾奥の海底噴気孔を調査をいたしました。
そういうような海水の老化に対する防止の措置としての問題と、御承知のとおりの水銀汚染魚の問題、海底火山で酸性水塊になっておりますので、その酸性水塊を拡散をするという意味合いからも、ぜひともあの地域を開削をしたというような意見があるわけでございますが、これに対する長官のお考えと、あの地域はまた、国立公園特別保護地域の一種、二種に指定をされておるところでございますが、そういうようなところでございますけれども
そういうようなことがございますので、私もあの水銀汚染魚の出荷規制があるところの姶良郡の福山町の出身でございますが、子供のころからずっと食べておって発病はしてないわけであります。
昭和四十九年の農林省の決算概要説明書にも、水銀汚染調査に関連をした記述がございますが、実は鹿児島湾内の湾奥の水銀汚染魚の問題でございます。
というのは、特定の魚種でありますが、その水銀汚染魚は、とりましても市場に出すことはできません、捨てなさいということになっております。漁業で生活をしている人たちもおります。沿岸の住民は非常に不安を感じている。第二の水俣病になるのではないだろうか、その原因は一体どこにあるのだろうか。
そこで、一体なぜそういうような、世界に余りないような、日本でも初めて見るような高度汚染の水銀汚染魚が湾内からとれているのかということを徹底的に究明すべきだというので、鹿児島県においても錦江湾の環境調査ということで三千万円ぐらいの金をかけてやられたようであります。また水産庁あるいは環境庁も国の方の補助金を出しまして、調査を現在まで進めておいでになるというふうに聞いているわけでございます。
そこで世界でも冠たる水銀汚染魚がとれている。その対策を講じていく場合には、徹底的な調査を行うと同時に、その対策としてそれから生まれてくる漁業振興については、私は、日本の沿岸漁業というものを見直す意味からも、国民の大切なたん白資源の存在でございますから、これをそのまま放置してはならないと思うのでございます。
原因者がはっきりしている場合、端的に申し上げますれば水俣のチッソによって水銀汚染魚が発生した、こういう場合には、もちろんチッソの株式会社が漁業者に、漁獲規制を行っている漁業者に対してその損失を補償する、これはあたりまえのことで、現実に行われております。
さらにまた、最近の水銀汚染魚の問題のように、ある一定の食品安全基準をこえた魚というものに対する被害もございますと同時に、心理的な要因も加わりまして、客観的な水銀の汚染度というものとはあまり関係なく魚価が暴落するという経済的な損失というものもあるわけでございまして、こういう経済的な損失を対象としてどの範囲までとるか、またその経済的な損失をどのように評価するか、さらに原因者としてだれからいかなる手段で費用
また健康被害におきましては、これは人の健康の被害ということでございますので、疾病にかかっておるということでもって判断がつくわけでございますが、しかし財産被害になってまいりますと、屋根が腐るとか洗たくものがよごれるというように目に見えた被害もあると同時に、最近のPCBあるいは水銀汚染魚の問題に見られるようにいわゆる経済的損失の範疇に入りますので、因果関係をどのように考えるかという点で非常につかみにくい
○荒勝政府委員 やはり魚獲を禁止するだけだと、水銀で汚染された魚がいつまでも存在しておりまして、また回遊するおそれもある、湾外に出ていく可能性もあるということで、水産庁内部の技術陣の見解といたしましては、この水俣湾のこういった水銀汚染魚はやはり何らかの形で捕獲処分にしたほうがいいのではないか。