1969-07-18 第61回国会 参議院 産業公害及び交通対策特別委員会 第15号
つまり、塩水楔の先端にぶつかりまして、上流から流れてきた重い水銀分子みたいなものがだんだん沈下した、その部分が一番濃厚になっているのではないかというふうな疑いは十分持てるわけでございます。したがって、双方の主張というものを突き合わせて考えてみますと、一応昭和電工に原因があると判断することは、これはできるのではないかと考えられます。もちろん、それは学問的な厳密性はまだ十分ないと言えるかもしれません。
つまり、塩水楔の先端にぶつかりまして、上流から流れてきた重い水銀分子みたいなものがだんだん沈下した、その部分が一番濃厚になっているのではないかというふうな疑いは十分持てるわけでございます。したがって、双方の主張というものを突き合わせて考えてみますと、一応昭和電工に原因があると判断することは、これはできるのではないかと考えられます。もちろん、それは学問的な厳密性はまだ十分ないと言えるかもしれません。
シウドモナス属でございますが、このものは細胞の外に無機、有機いずれの水銀化合物をも吸着する、あるいは結合するというような、現象的にそういうことを応用いたしまして――その後さらにその生理をいろいろ調べますと、吸着しました水銀分子を次の段階で気化してしまう。気化する段階のときには、無機的に変えて気化するというようなことが逐次わかってまいりました。