1954-07-22 第19回国会 衆議院 農林委員会 第61号
それによりますと、福島信知氏なる農林技師が熊本県農業試験場におきまして昭和六年、大分三井百二十号を母とし、宝を父として人工交配を行い、爾後選抜固定をはかり、昭和十六年水稲農林十八号なる新品種をつくり上げたのであることが明らかになりました。同氏はこのほか農林十二号の育成にも成功いたしております。
それによりますと、福島信知氏なる農林技師が熊本県農業試験場におきまして昭和六年、大分三井百二十号を母とし、宝を父として人工交配を行い、爾後選抜固定をはかり、昭和十六年水稲農林十八号なる新品種をつくり上げたのであることが明らかになりました。同氏はこのほか農林十二号の育成にも成功いたしております。
そこで水稲農林十八号というものの創始者に対して何らかの処置をしていただきたいと思う。これは私が申し上げるまでもなく、実は私が農事試験場の所長の佐藤という農学博士の人に会つてこれを話したところが、それはほつておくべきでないと言うのです。大臣はひとつ在職中に善政を残さなければいかぬ。この人は今食うや食わずの状態におるのです。