1973-02-13 第71回国会 衆議院 予算委員会 第12号
「直接的被害 建設工事に伴うもの 恩納村石川岳ナイキ基地の建設により切土が幸地川水系に投下された結果、幸地川の河底堆砂、浸蝕及び水田埋没六ha等が見受けられる。流域変更又は形質変更によるもの 玉城村の通信施設及び家族住宅の設置により、流域変更の結果、玉城村に農地の流失及び道路の一部欠潰が発生している。また恩納村の農業用水ダムに演習場内から土砂が流出堆積し斜樋の操作不能となっている。」
「直接的被害 建設工事に伴うもの 恩納村石川岳ナイキ基地の建設により切土が幸地川水系に投下された結果、幸地川の河底堆砂、浸蝕及び水田埋没六ha等が見受けられる。流域変更又は形質変更によるもの 玉城村の通信施設及び家族住宅の設置により、流域変更の結果、玉城村に農地の流失及び道路の一部欠潰が発生している。また恩納村の農業用水ダムに演習場内から土砂が流出堆積し斜樋の操作不能となっている。」
志比田橋ぎわの堤防決壊、水田埋没現場におきましては、二十年来災害がなかったために地元民が用地買収になかなか応ぜず、建設省が予算化して改良しようとした工事も実施できなかった経緯があった由であり、かえって今次災害を機として用地買収もスムーズに運ぶものと思われるので、早期改良に踏み切ってほしい旨の強い要請がありました。
まず、日程、視察個所について申し上げますと、第一日は、宮崎空港で、知事ほか関係者から、被災の状況、救援活動、対策等について事情を聴取いたしましてから、中学女子学生四名の犠牲者を出しました三股町勝岡のがけくずれの現場、大淀川上流の志比田橋左岸の堤防決壊・水田埋没の状況、八軒の家屋が倒壊した西岳下川内地区の土砂くずれ、水路決壊、水田埋没の平長谷地区、大淀川瀬之口橋地区及び都城市西町岳下橋付近の流域はんらん
沿線の水田の被害も大きく、特に海尻においては一カ所の水田埋没三十ヘクタールがあり、この埋没土は八ケ岳から流出した硫黄分を多量に含んでおり、排土の作業の上に客土をせねばならぬという非常にめんどうな復旧事業が必要とされるもののようであります。 次に、小県郡東部町に参ったのであります。
それより夜暗をついて津市内旧櫛形村の堤防決壊、水田埋没の状態を見聞いたしました。翌二十七日は県庁において記者会見を行いたる後、鈴鹿市内の旧栄村、旧天名村、旧国府村各地の堤防決壊、水田埋没の状況を順次視察し、地元代表者の陳情を聞くとともに、雄々しく復旧に精進する人々の姿に接し、大いに意を強くいたしました。
このうち、木屋川は、七月十三日、四日、二十時間三百三十三ミリの豪雨があり、折柄の満潮と、木屋川ダムの危険水位による放水も加わってはんらん、堤防決壊、水田埋没、住家半壊、橋梁、道路破壊等、ありとあらゆる被害を惹起したもので、豊浦郡菊同時、豊田町は災害救助法が発動されたのであります。