あわせて、今報道も毎日されていて、経済連携協定という形でTPPなんかも今交渉されている最中ですけれども、妥結するためにはもっと日本には米を輸入せよということなんかも含めていろいろやり取りがされているんですけれども、国内生産、国産米を努力しなければならないときにもっと輸入をということになった場合にやっぱり大きな打撃を受けるでしょうし、水田そのものも本当に大きく変わらざるを得ないということになるんじゃないかというふうに
紙智子
したがいまして、そういった観点からも、米というのは水田そのものであると、水であると、災害を防ぐものであると、こういうふうな思いでありますので、そういう価値観に立って私は今後とも米の扱いというものは決めていきたい。
松岡利勝
畑作をつくるわけですから、当然、基礎になる土地といいましょうか、水田そのものの基盤整備というものが必ず必要になってきます。今まで水の中で稲をつくっていたところに、今度は畑の大豆をつくろう、麦をつくろう、こういうことでありますから、当然基盤整備が条件になる。また、それをしなきゃ転作ができなくなる。
そこで、この七万三千円の中にその種の基盤整備的ものは入っているのか、入っていないのか。
前島秀行
ゆえに、水田そのものを利用するということを考えれば、田んぼと畑、田畑輪換を原則としながら、水陸両々の構えで取り組んでいくことも今後は大事ではないか、こう考えますが、この点の御認識をいただき、いま一つは、麦、大豆の本作を促す今回の国の姿勢を考えれば、他の農産物にも同じようなことが生産者サイドからも求められてくると思いますが、この点もお答えいただきたいと思います。
木村太郎
その大綱を見た場合に、麦、大豆を従来の転作から本作へ促す助成金体系の整備等を柱にしておりまして、こういうことを考えれば、水田農家というものが生き残るためには、米だけではなく、水田そのものから所得を上げることを国も求めているのかなという印象を持ちますが、次官の御認識を確認させてください。
木村太郎
それから、水田の圃場整備事業の中で特にお願いしておきたいことは、区画とか広さとか農機具が入るとかというふうな目に見える部分に意識が集中し過ぎて、土壌そのもの、水田そのものの生産力、生産能力というものが——土地改良長期計画、五十八年にスタートしたものですね。
沢藤礼次郎
そうすると、結局米の過剰に対して処理の方法や、それから稲作の生産に対する補償がやはり結果として安過ぎるからこういうことになるというふうにもなるわけなんで、転換対策費なんかももっと考えてやらないと、水田そのものが非常におかしなものになってしまうんじゃないか。こういうふうに思っておるわけなんですが、いかがですか。
三治重信
そういうことによって、水田そのものは存在するけれども、しかし米の生産量はおのずから調整ができていくと、こういう状態にできるのが日本農業にとって一番望ましいに違いないと思うんですね。
ところが、そういうことができる水田が今どれくらいあるかと申しますと、全国で三八%あるんですね。そういういつでも田畑輪換ができるような田んぼをつくっていくということがまだまだおくれている。
岸康彦
だから、それが地力の低下の一つの原因になっていると考えられますし、その前は減反政策をとっていらっしゃったわけですから、もともと悪かった中でも有効なところを水田にしていったのだとおっしゃるその水田そのものをなくしてきた原因というのは、やはり今までとってこられた政府の施策にあると指摘をせざるを得ないわけです。
中林佳子
水田そのものは、先ほど申し上げましたように二百七十万ヘクタール以上でございます。
角道謙一
これを私考えまするに、こういうふうに中国の積極的部分と日本の協力部分とが提携して、そして具体的に進んで効果が挙がって実績が出てきました場合に、そういうものをもっと計画的に吉林省なりあるいは東北三省なり、あるいはやがて黒竜江省の三江平原の将来の展望と――もちろんあれは水田そのものではございませんけれども、というふうな考えに立って、国家的に中国との間に国ベースでつないでいくというような、こういうふうに持
八百板正
私は、えさ用の穀物の自給率が少ない、日本自身で余りとれないんだと言うのだったら、水田を畑作にするために莫大な金を使わなくたって、現実の水田そのものの中からえさ米をつくって、えさ用の穀物を自給するということが一番合理的な姿じゃないか、そう思ったらもっと研究費を出して真剣にえさ米の問題を取り扱うべきだ。この長期見通しの中にそれがぴちっと位置づけがなされていない。
寺前巖
もともと水田そのものが少ないという数字ですから、ここで水田要件を緩和してみても、実際もともと余り適用されるものではないようです。今後そういう意味がら、この制度についても事実上、現在までとほぼ同じような傾向をたどるのではないかと私は思いますが、いかがですか。
瀬崎博義
きのう来の質問を通して、これからの土地改良事業の方向は畑作の方向へ重点を向ける、こういうお話であるわけですが、この水田そのものも徹底的にまだ不十分だ。畑作はいまお話しになったように、農道が一一%、用水施設について一二%というのですから、これはまだ水田に比べたら低いことは確かに低いわけですね。全部低いわけです。
田中恒利
むしろ現在においては、農家の方も、例の固定資産税の関係その他から考えて、土地、水田そのものは売らないが、そこにいわゆる農協を中心として農地を宅地に転用して農林資金をつぎ込み、そこで貸し家を経営するというほうがむしろ相当進んできておるように思われます。
根本龍太郎
そうして、その方向によって、水田そのものが機械化され近代化された場合、日本の農業の構造は相当大きく変わってくると思う。確かに成長産業は果樹であり畜産でありましょう。けれども、現実に日本の農村の意識を決定しているのは大多数の水田農家なのです。この点、今非常に小さく頭を出しておりますけれども、これはぜひとも農林大臣の強い押しをもって、研究でかまいませんから、徹底した方向で行っていただきたいと思う。
淡谷悠藏
要は、御存じのように水田そのものの老朽化というものがかなりびまんしておるわけでございまして、昔のように草を刈って堆肥にして入れるというような習慣が非常に衰えております。従いまして、たとえば秋落ちの現象を示すとか、あるいはまたいろいろな反収の減という格好になって出るとかという問題がかなり顕著に出ておることは、もう御指摘の通りでございます。
谷垣專一
この白穂による被害は、水田そのものに塩害が及んでいるわけではありませんので、冷害に対する対策と同様、明年までのつなぎの措置が必要でありますが、小笠郡、榛原郡及び盤田郡南部海岸地帯並びに浜名湖沿岸一帯には海水が浸入いたしましたので、これはこのまま放置いたしますれば、水田は四、五年、畑地は二、三年収穫不可能であります。
綱島正興
そうしてその結果としましては、二毛作によつて畑作の増産を図るばかりでなく、水田そのものに対しましても、從來の濕田のときよりは、非常にその水田としての効果が多いのであります。こういう点を深く私は考える必要があるのではないかと思います。
町村敬貴