1960-12-15 第37回国会 衆議院 外務委員会 第2号
ましていわんや外務大臣が急がれた気持が、一つには、李承晩ライン、漁民問題などについて早く事柄を安定せしめて、そして海洋国、水産蛋白資源に依存するこの国の漁業問題の安定のために資したいという御熱意から出たものであるとするならば、一そうのこと、この李承晩ラインの問題、漁民問題には張勉政権は今触れたがっていないということならば、触れないくらいならば、他の案件については別に私は急ぐ必要もないのではないかと思
ましていわんや外務大臣が急がれた気持が、一つには、李承晩ライン、漁民問題などについて早く事柄を安定せしめて、そして海洋国、水産蛋白資源に依存するこの国の漁業問題の安定のために資したいという御熱意から出たものであるとするならば、一そうのこと、この李承晩ラインの問題、漁民問題には張勉政権は今触れたがっていないということならば、触れないくらいならば、他の案件については別に私は急ぐ必要もないのではないかと思
私たちは諸先生が御存じのように、終戦後いち早く日本の水産蛋白資源の確保のために立ち上りまして、あの終戦後の困難な事態において、漁業に、食糧の増産に努めて参つたわけでございます。占領当時におきましてはマッカーサー・ラインの制約があり、さらに西には昭和二十五年の十二月二十三日から中共の拿捕があり、引き続き韓国の拿捕がありまして、非常に大きな被害を受けて参つたわけでございます。
とかあるいはその他の農作物、こう申し上げたのでありますか、澱粉資源として米麦その他ばれいしよも入れまして、内容的に種類別に言うとこれだけの収量がある、あるいは蛋白質資源としては大臣のほかにこれらのものがこれだけ食糧資源としてある、こういうふうに本来の農業統計から言えばなるでしようが、日本の食糧需給の上から言いますと、澱粉質食糧資源としてはどれだけ、蛋白質資源としてはどれだけ、あるいは陸上蛋白質資源、水産蛋白質資源
中途半端の解決で終りますと、国内問題として相当やかましくなり、それに先ほど鈴木委員からも出ております対農業との関係、水産蛋白の給源がやかましく叫ばれておりながら、政治力あるい行政措置の鈍さ、弱さというものについては、私ども今いても立つてもいられない焦燥と苦慮を感じておるのであります。
水産業に対して非常に理解あるお言葉でありましたが、そのくらい理解があるとするならば、漁民の犠牲において大衆が水産蛋白給源に満足するというような犠牲と、国民の栄養問題、これらを均整のとれた考え方と答えを出して行かなくてはいかぬと、私は考えるのであります。そういう際に、言葉の上の理解はありましても、実際にその結果は如実に現われておらない。
農業方面に対して、水産方面が、常に漁民の犠牲において大衆が水産蛋白の給源に満足しているということであるとすれば、漁民があまりにかわいそうじやないか、私どもはこれを涙なしに見ていられないので、かようにお願いしておるのであります。そういうところから、この一億四百万円の数字をもう少し増額はできないか。
○千田正君 この案の批判は別として、私はこの案と並行して伺いたいのは、世界の国民の中で、日本と同じように水産蛋白資源を一つの重大なる食糧の副食物として取扱つておるところの国々の、ほかの産業との人口比率というようなものが、正確に水産庁においては入手されておるかどうかということは、申すまでもなくこの案の一番最初に書かれておる通り、沿岸の漁民の数が戦後四〇%も殖えておるということが述べられております。
これは大都会の配給のルートにのりませんために、それほど一般國民が注意をしておらない事実でありますけれども、この内水面によつて得られました水産蛋白というものが、農山村の食生活を改善してまいりますならば、これはただに蛋白食糧の問題だけでなく、たとえば米の供出——從來多くの農山村において米の蛋白を蛋白として利用しておるような事実があるのであります。