1960-02-02 第34回国会 衆議院 本会議 第4号
ロケットと水爆時代の戦争は、すべての国民に極端に悲惨な結果をもたらす。もし世界戦争が起これば、壊滅的打撃から免れるものは一国もあり得ない。」すなわち、共滅、共倒れと言い放ったことを裏づけるかのように、核兵器とロケットの驚くべき発達、これが世界戦争を不可能とし、新しい世界情勢を平和へ大きく動かした動因であり、その理由はここにあるのであります。(拍手)総理はこれを知らなければなりません。
ロケットと水爆時代の戦争は、すべての国民に極端に悲惨な結果をもたらす。もし世界戦争が起これば、壊滅的打撃から免れるものは一国もあり得ない。」すなわち、共滅、共倒れと言い放ったことを裏づけるかのように、核兵器とロケットの驚くべき発達、これが世界戦争を不可能とし、新しい世界情勢を平和へ大きく動かした動因であり、その理由はここにあるのであります。(拍手)総理はこれを知らなければなりません。
少なくともステーツマンシップを持った政治家吉田氏の脳裏にひらめいた非武装地帯案と精神が、水爆時代の今日また深く考えに値する一つの案であるということは確かだと思います。とるとらぬは別でありますけれども、一つの大きな案であるとして再登場してきた。時代がこういうふうに動いてきたということは、私は歴史の一つのおもしろさだと思います。
実は特に都築先生にお教えを願いたいと思いますのは、最近の水爆時代になりましてから、爆発をした場合に生ずる放射能の粉塵の分析結果が、まことに容易ならぬ事実を示してきておるというようなことを聞いておるわけです。
人類を破滅に導くような明らかな大規模な水爆時代において、しかもそれが日本に近い太平洋上において行われて、まだ国際法上の解釈を云々しておるような段階ではないと私は思う。だから衆参両院がそれぞれ決議をしておるから、重ねてアメリカに警告を発する御用意があるかどうかということが一点と、それからあとの問題は、防衛庁で研究しておるとかいないとか、そんな問題じゃないと思う。研究するまでもありません。
しかし日本側の立場からいえば、これは当然にこういったような原水爆の実験、ことに水爆時代に入ったあの大がかりな実験を、公海の伝統的な利用の一つであると、従って他の利用の方が押えられても補償の義務は生じないというような、そういったような権利というか、あるいは自由の乱用ということは、これは私は黙って承服できない問題だと思うのです。
終戦後十年たちまして、倉庫ではちょっとかた苦しいことだと思いますので、これも何か礼儀を失しないようなことをするのが世界全体が水爆時代で、戦争を避けたいということ、で明るくなって参る傾向にありますから、こういうことも誠実に相互に取り上げていただきたいと思いますが、赤十字のお考えを承わっておきたい。
アメリカが持ち込もうとする場合はこれを拒否するということを言っておりますが、私は戦争なんというものは、原爆時代、水爆時代にはあり得ない、起り得ないということをはっきり言っておりますし、また従って日本の再軍備も必要ないということを、ずっと終始一貫終戦以来今日まで言っておるのです。二十万、三十万、あるいは五十万くらいのはした軍隊を持って何になるか、敵の方には原爆あり水爆あり、しかも数千万の軍隊がある。
しかし同時に、この両陣営のそれぞれ持っておる軍事同盟のにらみ合いと、また軍事競争というものが、遂に水爆時代に入ってしまうと、その安全保障だけではかえって安全保障のにらみ合いの緊張を増しておるような傾向すらあると思う。
自転車は非常に敏捷なものであって、あれは連絡、伝令にもってこいのものでありますし、人の輸送にもいいものでありますが、自転車は戦略物資でなくて木造船は戦略物資であるとか、そろいうようなことを原爆、水爆時代に論議するなどということは、どうも文明国としての恥辱であると一応思うのでありますが、これもコモンセンスの問題でありますので、ここで御注意を促す以外に措置もないのでありますから、一つ大臣に早く出席してもらいたいと
従いまして、長い、古い形のあのB二九前期の戦争の惰性となっていたところの戦略物資という言葉を、原爆と水爆の光に照らしてもう一度正気になって再検討していただいて、ココムで堂々の陣を張って、そうしてどうせ水爆時代戦争はないのですから、トラックとか貸車とか起重機とか今のオート三輪とかいうような貿易は自由にしよう、それによって国民生活が安定するのが社会生活全体を明るくし、そして社会全体の平和と安定に貢献するのであるというような
そうすると、アメリカとの関係は、軍事の最もきびしいときでも最高限五〇%、水爆時代が来て平和になつて来れば、それがだんだん減りまして、ましてや二流、三流のセコハン向きの補修により民族の運命をつなぐということは、私は愚かしいことであると思います。そうしますると、一番保守のアメリカ依存の立場に立ちましても最高五〇%、将来を考えますると三〇%くらいになることを予想せねばならぬ。
国の安全保障という以上は、何よりもまず水爆時代における総合的な意味の国の安全を考えねばならぬので、もう少し与党と野党とは歩み寄る必要がある。
又ジエツト・エンジンの試作に金を費やして一体日本の防衛が、又防衛能力が、実際問題としてこの水爆時代にどれだけ役に立つか、そういうことを考えますれば、結局この金は利権的に使われる以外には私はないのではないかと思うのです。
私は八木さんとはちよつと違つた観点に立ちまして、自衛力を持つてもやはりこの原子力時代、水爆時代には殆んどむだだ、或いは又国の実力からできない、日本を守るような自衛ということはできないのじやないか。
こういう意味において、この防衛二法案のねらうところは、言うまでもなくわが日本の平和、独立、安全、さらに要すれば緊急事態の国内の擾乱に対処しようということであり、そういう法案ではございまするけれども、一体、この法案に基くところのいわゆる再軍備をもつていたしまして、しかも世紀の発明ともいわれ、人類最大の脅威とも感じられておりまする現前の水爆時代にあつて、なおかつわれわれが旧套依然として考えて参りましたところの
これは飛行機によつて投下されるもので、まさに軍事的水爆時代の新機軸となるだろうと見られておるのであります。すでに、この新しい実験は、たつた一発をもちまして、実に三百平方マイルの地域を完全に破壊し得るというのであります。これに至りまする前に、第二回の実験がすでに三月二十六日に行われておる旨発表されたのであります。
それによりますと、太平洋で近く行われるところの実用水爆第一号というものの初めての実験は、飛行機によつて投下されるものであるのみならず、軍事的水爆時代の新機軸となるであろう。こういう一句がニユーヨーク・タイムズに掲載されておるのを私見たのでありますが、もちろんこんなものを見なくても、そのうちには出て来るかもしれぬ。