1972-06-01 第68回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第13号
○近江委員 この急性毒性はPCBに比べて低いけれども、ある種の水棲生物が千三百倍に濃縮したという実験結果が報告されておるわけですね。ネズミの実験では肝臓に障害を起こしたり、奇形児が生まれたことから慢性毒性は決して低いのじゃない、こういうように思われておるわけです。汚染経路についてもまだ研究が進んでおらないような先ほどの答弁ですが、塩化ビニール管を水につけておくと、数%のフタル酸エステルが湧出する。
○近江委員 この急性毒性はPCBに比べて低いけれども、ある種の水棲生物が千三百倍に濃縮したという実験結果が報告されておるわけですね。ネズミの実験では肝臓に障害を起こしたり、奇形児が生まれたことから慢性毒性は決して低いのじゃない、こういうように思われておるわけです。汚染経路についてもまだ研究が進んでおらないような先ほどの答弁ですが、塩化ビニール管を水につけておくと、数%のフタル酸エステルが湧出する。
○橋本説明員 木曽川の件につきましては、現地の衛生研究所のほうで水生植物あるいは水棲生物というものについて分析をいたしておりまして、それにつきましての相談に現在応じております。
四つの項目の中で、金額にいたしますと八百何十万円だと思いましたが、四つは厚生省に研究をお願い申し上げ、水棲生物におきますところの水銀の分布ということにつきましては、これを農林省にお願い申し上げたわけでございます。
○高橋(正)政府委員 疫学的な手法によりますところの検討につきましては厚生省に、それから水棲生物の水銀の蓄積の分布調査に関しますものは農林省にお願い申し上げました。
農林省の研究は水棲生物、底棲性の魚が主でございますが、これにおきますところの水銀汚染の分布の調査をしていただきました。これはただいま申し上げました厚生省の研究の結果につきまして援用されております。 以上でございます。
今回の新潟の水銀中毒問題につきましては、四十年度におきまして九百六十三万九千円、これを支出いたしまして、水銀中毒の疫学的調査研究、それから水銀化合物によりますところの汚染様態に関する研究、それから水銀汚染によりますところの水棲生物の分布調査並びに医学的な診断の研究、これを厚生、農林両省で担当いたしまして、ただいま研究調査を続行いたしております。三月末くらいには調査結果が出ると思います。