1991-03-12 第120回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
まず、治山緑化事業につきましては、日光の男体山では御神体山としての尊厳を維持するため速やかな緑化が工夫され、適期植栽、堆肥使用、水平階段の切りつけ等のきめ細かい取り扱いが行われており、また、古くから噴火を続けている鹿児島市桜島では、絶えず落下する軽石や火山灰の流下をとめる工夫がなされています。
まず、治山緑化事業につきましては、日光の男体山では御神体山としての尊厳を維持するため速やかな緑化が工夫され、適期植栽、堆肥使用、水平階段の切りつけ等のきめ細かい取り扱いが行われており、また、古くから噴火を続けている鹿児島市桜島では、絶えず落下する軽石や火山灰の流下をとめる工夫がなされています。
それから工事費は幾分掛かりますが、山なりの開墾ではなく、その傾斜を緩やかにするため水平階段を設置する。例えば十五分の一勾配のものを地均しすることにより、三十分の一程度の勾配に直して土砂の流出を極力防ごう、そういうことを考えております。それから開墾地の上下流に接続しまして、土砂扞止保安林の設置を図ろう。それから三番目は山腹山麓に水平の集水渠を造ろう、そういうことを考えております。
ものやむをやず年度継續工事たる場合は、初年度工費を特別に増額すること ツ、保水力ある草木(くず、ロシャおぎ等)と防炎に適する開拓耕作方法(傾斜地における水平階段式の同高栽培等)の調査研究 ネ、代用資材と施工技術の調査研究以外中間報告といたします。