1978-04-27 第84回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第13号
積んでいたものは八万キロリットルということで、水島流出事故の十倍でございます。そういうことで、愛媛県の住民、漁民、非常に心配しておりましたし、われわれ自身も非常に心配をいたしておるわけです。そういうことでございます。
積んでいたものは八万キロリットルということで、水島流出事故の十倍でございます。そういうことで、愛媛県の住民、漁民、非常に心配しておりましたし、われわれ自身も非常に心配をいたしておるわけです。そういうことでございます。
先生からもお話しございましたように、昨年の春、釣島水道でアストロレオ号と幾春丸が衝突をいたしまして、流れました油はそれほど多くはなかったわけですが、積んでおりました油は水島流出事故で流出いたしました重油の約十倍ということでございます。したがいまして、関係の住民の方、漁民の方等から、非常にこの航行規制をぜひともやってもらいたいという強い要請を現に受けております。
○政府委員(二瓶博君) ただいま先生がおっしゃいましたように、この水島流出事故につきましては、昨年の十二月三日、岡山地検が起訴をいたしたわけでございます。で、その起訴をいたしました際に、先生がおっしゃいますように、岡山県海面漁業調整規則三十四条一項違反ということと、刑法百二十九条一項の違反ということで、千代田化工ともう一社というのが、まあそのほか個人の方は六名ほどございますが、起訴されたと。
それから、今回の水島流出事故との関係はどうかということにつきましては、われわれも一番気にしているところでございますけれども、残念ながら現在までの知見では、どの程度流出重油が底質汚染に影響があったかということについては、判然としたデータは出ていません。たとえば流出域と思われる以外のところにもかなり高い底質の汚染がある。具体的に申し上げれば、大阪湾とかそういったところにもあるようでございます。
それから、私どもそれとは別に、先般水島流出事故の影響が瀬戸内海の水質あるいは底質その他生態系にどういうような影響を及ぼすかどうかということを、これ各省庁の御協力を得まして調査を実施中でございます。かなり生データはそろってきておりますが、来月にでも学者諸先生の御参集をいただきまして、そのデータを提供いたしまして評価検討いただきまして中間的な報告をいたしたいと思ってます。
○近藤忠孝君 最初に、岡市参考人にお伺いしますが、私も見てまいりましたけれども、今回の水島流出事故によりまして油の到達した海岸という海岸、まあ濃淡の差はありますけれども、潮の満ち干の幅だけなっていますね。その油の生物などへの影響がどうなのか、またこれを除去することが可能なのか、この点についての御見解を聞きたいと思います。