1999-02-17 第145回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
それからもう一つ、アマゾン川流域、あるいはインドネシアのジャカルタ湾、タンザニアのビクトリア湖などなど、河川あるいは湖沼に水俣病類似の水銀中毒が発生をしている、このように聞いております。今長官がお述べになりましたように、日本からさまざまなものを発信していくという観点からしますと、国際協力ということが非常に大きな問題でございますが、どのような国際協力を考えておられるのかお尋ねをいたします。
それからもう一つ、アマゾン川流域、あるいはインドネシアのジャカルタ湾、タンザニアのビクトリア湖などなど、河川あるいは湖沼に水俣病類似の水銀中毒が発生をしている、このように聞いております。今長官がお述べになりましたように、日本からさまざまなものを発信していくという観点からしますと、国際協力ということが非常に大きな問題でございますが、どのような国際協力を考えておられるのかお尋ねをいたします。
○中島委員 環境庁水銀汚染調査検討委員会健康調査分科会が八月の十七日に、熊本県有明町の水俣病類似患者十名のうち二人について水俣病の疑いがないという判定を下した、このことが非常に大きな問題になっていることは御承知だと思うのです。 それで最初に、この問題について環境庁のほうから簡潔な御説明を伺いたいと思います。
○船後政府委員 第五項目は被害者の救済、有明町における水俣病類似患者の医療救済措置の問題でございます。 先般の熊大の研究班の報告によりまして有明町において定型的水俣病と全く区別できない患者が五名、水俣病と同様とみなされるものが三名、さらに水俣病の疑いと同じように見られるものが二名というふうにありましたが、十名の患者の存在が指摘されたのでございます。
また、熊本大学の水俣病研究班によって、有明町などに水俣病類似の症状を呈する患者が発見されたという報告がありまして、有明海の沿岸の住民には少なからぬ不安を与えておるわけでありますから、そういう有明海あるいは八代海、こういう地域の住民、特に漁民に対しては、一斉に健康調査をいたす考えでございます。そうして公害病に悩む人たちの、隠れた患者というものをなくしたい。
その後、徳山にも水俣病類似患者があると報道されて以来、単に八代海、有明海、徳山湾のみならず、全国的に魚は水銀に汚染されているのではないかとの疑惑が広がった。 さらに、六月四日水産庁より、PCB汚染が全国で八水域に及ぶという発表があり、魚は水銀のみならずPCBにも汚染されているのかと、国民の不安が一そう高まったのであります。
八、有明町における水俣病類似患者について早急に医療救済が行なわれるよう地域の指定を検討すること。 九、水俣病総合センターをすみやかに設置すること。 十、水銀等におよ汚染水域における漁獲禁止と補償等に関する立法措置を講ずること。 十一、有明海、八代海沿岸漁民及び観光業者、鮮魚商の経済的損失に対する救済措置を講ずること。 十二、有明海、八代海における沿岸漁業の振興をはかること。
といたしまして、熊大におきましては、熊本県の委託で昭和四十六年度を初年度とする三カ年計画で、「十年後の水俣病」ということをテーマに基本的な問題からひとつ検討してみようという作業が開始され、第二年度の四十七年度の調査の際に、この調査の対照地区、いわば汚染の非常に著しいところとあまり汚染されていないところを比較対照して、疫学的に検討してまいるわけでございますが、そういう対照地区として選ばれました有明町において、水俣病類似
有明海で今回問題となりましたものにつきましても、熊本大学では対象地区として選んだという地域から、水俣病類似症状の患者が八名発見されたというようなことでございますが、私どもは熊大の報告に接しまして、過去の水銀汚染の影響が疑われるわけでございますので、専門家の意見を聞きまして、かつまた、こういった水銀汚染の調査の指導指針といたしておりますいわゆる水銀汚染暫定対策要領、この点につきましても、脳の中における
まず、昨年以来、新潟県阿賀野川下流流域に水俣病類似患者が多数発生した事件について申し上げます。本年五月三十一日、新潟大学から水俣病に類似する中枢神経患者が前述の地域に散発している旨県当局へ通報されましたので、県、大学、市の協力のもとに調査しましたところ、同様の患者がすでに昨年八月以降発生していることが判明しました。
熊本大学の報告によりますと、水俣病を惹起する毒性物質は水に溶けない、そうして有機溶媒に溶けない性質を持っている、ところが、ジメチル水銀、エチル燐酸水銀などのアルキル水銀化合物を使った場合には水俣病類似の症状を呈したとある。しかし、アルキル水銀は水に溶けないが有機溶媒に溶けるという性質を持っております。すなわち、両者はその物理的な性状が違うということが熊本大学の報告からわかります。
ところが、アルキル水銀を使った場合、たとえばジメチル水銀とかエチル燐酸水銀とか、そういうものを使った場合には、水俣病類似の病気を起こすけれども、この性質は、水に溶けないけれども有機溶媒に溶ける、ところが、ネコを殺し人間を殺したりするような中毒性物質は、水にも溶けないし、有機溶媒にも溶けないとこれには書いてあるわけですね。
○坂本昭君 それらの工場については、こういう水俣病類似の問題というのは起こったことはないのですか。それともまた、そういうところはどういう処理をしておりますか。