2016-05-10 第190回国会 参議院 環境委員会 第8号
これは座長が元東大総長、文部大臣をやった有馬さんだとか、ノンフィクション作家の柳田邦男氏、政治評論家の屋山太郎氏、前の水俣市長なんかも加わっているところですが、そこが二〇〇六年に出した提言書の中に、もし国がチッソを始め産業界全体に対し、有機水銀汚染に対して徹底的な対策を取っておれば、昭和四十年、一九六五年五月に明らかになる第二水俣病の新潟水俣病の発生が防ぎ得たであろう、また、水俣地域の被害者数が増えるのを
これは座長が元東大総長、文部大臣をやった有馬さんだとか、ノンフィクション作家の柳田邦男氏、政治評論家の屋山太郎氏、前の水俣市長なんかも加わっているところですが、そこが二〇〇六年に出した提言書の中に、もし国がチッソを始め産業界全体に対し、有機水銀汚染に対して徹底的な対策を取っておれば、昭和四十年、一九六五年五月に明らかになる第二水俣病の新潟水俣病の発生が防ぎ得たであろう、また、水俣地域の被害者数が増えるのを
去る七日、八日に、二日間掛けて、私、水俣地域を訪問いたしました。その趣旨は、やはり申請期限を決めた後の環境省の周知広報に向けての取組や状況等を御報告に上がったんです。二日間にかけて約十一団体の皆様方とお会いいたしました。
昨年、水俣地域に二度お邪魔をいたしまして、松野委員にも御同行いただきましたが、訪問した先で、胎児性患者の皆さんを始め患者の皆さん、また地域の皆さんからいろいろと御意見、御要望等々をお伺いをしてまいりました。
この法案の成立後は、環境省としても、チッソが水俣地域で頑張ってその地域の振興に貢献できるよう、また救済されるべき方、認定患者の補償に全力を挙げるよう指導してまいる所存でございます。
今後はこの一万人を対象にした調査から得られた知見を基に水俣病被害者に対する新たな救済策の立案を始めとする諸施策に生かしていくことが重要でございまして、これ以上の水俣地域の方々に対する広範な実態調査というのは考えておりません。その点については御理解を賜りたいと思います。
そして、政府全体として被害者支援総合基本計画、これは仮称ですが、そういうものを策定せよとか、あるいは水俣地域を福祉先進モデル地域、これも仮称ですが、そういうのに指定して、高齢の被害者あるいは胎児性の患者への福祉政策など、こういうものの提言をしております。
さらに、水俣地域のもやい直しの支援、あるいは環境・福祉先進モデル地域の構築ということにつきましては、関係県市と協力しながら、幅広い主体の参加により事業の展開を現在進めているというところでございます。 繰り返しになりますが、環境省といたしまして、大変時間の掛かる作業ではございますけれども、引き続きこの提言を尊重しながら取り組んでまいりたいと考えております。
この最終解決策を実施するための関係経費につきましては、このとき既に、熊本県議会におきましてそのための財政措置に関する議決が行われておりまして、国におきましても、一日も早く対象者に一時金が支払われるようにするということとともに、水俣病の問題で疲弊をいたしました水俣地域の再生あるいは振興施策が推進されるようにということで財政措置を講ずる必要があったために、緊急に予備費で措置をいたした、こういう経緯でございます
○釘宮磐君 これはいわゆる水俣地域での差別問題というような問題にまでなっておるわけでありまして、この点いわゆる患者に対する我々の立場から言わせていただければ、こういう患者さんの心の痛みというものを感じたときに、認定そのものが従来の差別を解消していくということにつながっていくような、そういう結論をぜひ出していただきたいなというふうに思うわけです。
あわせてそのときに、地域の経済、水俣地域、熊本県の地域経済社会の安定に資する。そこで、私の生まれたところの芦北ですが、水俣・芦北地域振興計画というものも閣議了解事項になっているのです。だから、チッソの経営を安定させて支払い能力に支障を来さないようにして、あわせて地域の経済社会の安定に資する、そういうためにこの県債が実は閣議了解になったわけでございます。
また、水俣地域では健康の不安を感じられる方が非常におられるという状況の中にあります。 また、この水俣病に関して訴訟がいろいろ提起されておる。
○国務大臣(北川石松君) ただいまの清水委員の、水俣地域へ、現地へ行け、こういうお勧めでございます。 先ほど篠崎委員にまだ行っておりませんとお答え申し上げました。事実上まだ行かなかったのは、私も水俣へ行きたい、見に行かなきゃいけないという気持ちを持っております。昨日も各関係の水俣に関する代表の方とお会いいたしました。
例えばあの不知火海沿岸に二十万なら二十万のいわゆる国際環境都市、福祉都市、文教都市をつくる、そういうような大きいプロジェクトを出して、それに対して予算を組んでいく、これが芦北・水俣地域の振興じゃないか。
そのような意味で、地域におきまして、神経症状、知覚異常といったものをお持ちの方が水俣地域では大変健康に不安を持っておられる、そういう現状が反映されているものと考えております。
長官が医者の立場を言われたので私申し上げたいと思うんですけれども、時間がきょうは非常に乏しいので具体的に言えませんが、認定申請をして棄却された人の中で、水俣地域に何年以上住んでいて、しかも四肢末端の神経症状のあるという人たちには特別医療事業などということで医療対策でもやっているわけですよ。
県債に対する資金的な負担をなるべくかけないようにとか、あるいは何かあった場合には国がちゃんと責任を持つからとか、こういう申し合わせ事項があるのですが、その中に、水俣地域についても地域振興を国で一生懸命支援していこうじゃないか、こういう申し合わせ事項があるのです。
現在、そのうちの八代日奈久道路あるいは鹿児島県の鹿児島道路について事業を進めておりますが、その他の区間、水俣地域を含めて六十三年度から高規格幹線道路調査を積極的に進めているところでありますので、この地域についても積極的に調査を推進していきたいと考えております。
そしてもう一つは、芦北、水俣地域の振興計画。閣議でつくっているのですけれども、何一つやっていない。私はやはり、県の計画で実施すると今なっていますけれども、これを国の計画として大型プロジェクトとして、例えばあの忌まわしかった不知火海沿岸を国際的な環境福祉都市あるいは教育文化都市にするという大型プロジェクトをつくろうじゃないか、そういうようなこともこの審議会で議論していく。
問題は、水銀を含んだ魚を多食する水俣地域ではどうかといいますと、泊まり込み調査で、魚介類の平均摂取量は一日当たり二百から三百グラムですね。多いところでは一日当たり五百グラム、こういう実測値があるわけですね。これで換算しますと、二百グラムとして〇・一二五ppm、三百グラムとすると〇・〇八三ppm、五百グラムとすると〇・〇五ppm。
ですから、これは今後の検討課題として十分考えてほしいんですが、やっぱり地域に合わせて、例えば水俣地域、そのほかでも水銀で汚染されている地域については、これが基準ではない、むしろもっと低いところに基準を置かなきゃいかぬというような意味の検討、見直し、これがあってしかるべきだと思いますが、どうでしょうか。
だから、あそこはあそこでこうやって振興するのだ、大きいプロジェクトで研究して一つの案をつくってそれに予算をつけていく、そういう芦北水俣地域振興計画というのを、熊本県も出しておりますが、それにひとつよくなるようなものをつけ加えて努力をしていただきたいということを国土庁に申し上げておきたいと思います。
ただ一般的には、例えばマグロ等におきましてはかなりの量の水銀が含まれておるということもあるわけでございますので、この水俣地域あるいはその周辺以外の全くそういうことのないような地域におきましても、詳しく調べました場合におきましては、一部の方々に毛髪水銀値が見つかることもあり得るであろうというぐあいに思っているところでございます。
そして、その環境大学をつくるとするならば、世界の公害の原点と言われる水俣地域につくったらどうだという私の問いに対しまして、長官から、再び過ちは繰り返しませんという意味で、つくるとすれば水俣地域は有力だと考える、このようなお話がございまして、結論として、重要な参考として承った以上、前向きに文部省などとも考えてみたい、こういう答弁をいただいたわけでございますが、これは昨年の十一月十四日のことでございます