具体的にそれぞれの部位につきまして例えば、これは一定の検査の計画をつくるわけでございますが、一〇%ずつ十年間回る部分もございますし、ある部分は十年間で五〇%といったようなこともございますが、いずれにいたしましても一定の頻度で非破壊検査を行ってございまして、それは例えば圧力容器の内面の異常の有無についても水中テレビ等でもって確認してございます。
われわれとしては、それを確認するための措置として九月に当時の一次冷却水の放射能濃度等をチェックするために資料の提供を求めた、その時点におきましては、いわゆる燃料棒の溶融事故といった事故が発生したとは考えられません、しかし、さらに目視あるいは水中テレビ等によって調査を継続してまいりたい、かようにお答えしたわけでございまして、あの時点でも断定的なことを申し上げておらないわけでございます。