2021-06-08 第204回国会 参議院 国土交通委員会 第20号
南木曽町というところでは、三つの水道水源の下をリニアのトンネルが通るということがありまして、水がれが起こらないかという心配の声が上がっております。モニタリングなどをするということなんですけれども、仮に水がれが発生した場合に、市民の生活用水になるということでありますから、影響は甚大だということであります。
南木曽町というところでは、三つの水道水源の下をリニアのトンネルが通るということがありまして、水がれが起こらないかという心配の声が上がっております。モニタリングなどをするということなんですけれども、仮に水がれが発生した場合に、市民の生活用水になるということでありますから、影響は甚大だということであります。
これにより、基本的にはトンネル直上部あるいはその周辺にある井戸やため池などでは水がれが発生する場合がございます。 このようなトンネル工事による渇水は、委員御指摘の静岡県の丹那トンネルの工事や、あるいは山梨リニア実験線工事、九州新幹線西九州ルートの久山トンネル工事等で発生したことは承知をいたしております。
先ほどのような計算をしますと、大井川の水量の四〇%は、この被圧地下水あるいは地下水で賄われているということが想定できるわけですけれども、これは三分の一がなくなったら、ただでさえも今、大井川、水がれ問題がずっと言われているものですから、大変なことになってしまうわけです。 取水制限とか、多い年には五〇%とかされている年もあります。
JR東海によれば、山梨県リニア実験線延伸工事におきまして、トンネル工事により、実験線周辺で一部の沢や河川等の減水や水がれ等が確認をされているところでございます。
JR東海によりますと、山梨リニア実験線延伸工事においては、トンネル工事により、実験線周辺で一部の沢や河川等の減水や水がれ等が確認されたとのことでございます。 このため、これらの沢や河川等の流水を利用している下流側の水利用者などから申し出があった箇所については、JR東海が因果関係を確認し、これが認められた場合には補償が行われております。
沢や河川における減水や水がれの影響範囲につきましては、地形や地下水の状況などにより異なるものと考えられます。このため、水がれなどの発生の申し出があった箇所については、工事との因果関係を確認した上で、それぞれの状況に応じて補償に関する交渉が行われているということでございます。
○石井国務大臣 今委員が御紹介いただいたところ、リニア中央新幹線の工事実施区域付近で、仮に水がれや水質の悪化が生じた場合には、国土交通省が定めました公共事業に係る工事の施行に起因する水がれ等により生ずる損害等に係る事務処理要領等に基づきまして、工事との因果関係が認められれば、他の公共事業と同様に、補償を実施することとしております。
さらに、隣接する相模原市緑区の津久井地区ですが、宮ケ瀬ダム関連工事の導水路掘削によると考えられる水がれ等が発生した経過がございます。水がれの痛恨の碑が建てられています。近くには横浜市の水源地としての施設もあります。 ですから、リニアのトンネル工事によって水がれや水質汚染についての懸念がありますが、これらの問題に対してJR東海はどのように対応するのでしょうか。
水がめともいうべき南アルプスにトンネルを掘れば、これ約二十五キロ、全体を合わせると三十五キロのトンネルになりますが、水がめに穴を空けるわけですから、とてもこのようなレベルの出水や水がれでは収まらないであろうと。もしそうなれば、周りの住民の生活及び生態系に極めて深刻な事態をもたらすに違いないというふうに思っております。 それからもう一つは、八六%がトンネルでありますから、極めて多量の残土が出ます。
山梨実験線では、異常出水、水がれや騒音、振動、日照、景観あるいは電磁波など、沿線の住民から不安や怒りの声が上がっていますが、JR東海は真摯に向き合おうともしていません。 第二に、本法案による財投資金の投入は、長期、固定、低金利で国がJR東海を経営支援するものであり、かつ返済不能のリスクは国民負担となりかねません。
川村参考人自身、山梨にお住まいということで、実験線の状況についてもお見知りおきだということなのですが、そしてまた残土の問題やあるいは水がれの問題など、既に起こっている点を御紹介いただきましたけれども、そうした点以外に、実験線で今実験が行われているその中で、例えば騒音やあるいは振動、日照の問題、景観の問題など、住民の皆さんの中で出されている声など、御存じのことについてお聞かせいただければと思います。
沿線地域や住民の皆さんからは、今ある暮らしが壊されることや、残土処理、水がれ、騒音、振動、日照、電磁波など、実害に対する不安や怒りの声が上がっています。しかし、JR東海はその声にまともに応えようとしていません。 反対の第二の理由は、今回の財政投融資は、さらなる追加投入への道を開いたことになり、将来、国民、住民の皆さんにツケを回すことになりかねないからです。
その結果、地下水、水がれの問題、また発生土の問題、工事に伴う騒音や振動の問題、電磁波の問題など、様々な環境破壊や影響があると指摘をされております。 環境影響評価の手続の中で必要となっている環境大臣意見、これ資料の一にも付けましたが、この資料一の第二パラグラフのところにはこういうふうにあります。
○武田良介君 実際に水がれが起こっていると、もう山梨でも起こっているということが非常に大事だと思いますので、そこの認識をしっかり持つことが大事ではないかというふうに思います。 次に、水以外の問題についてもお聞きしたいというふうに思います。 長野県の大鹿村、ここをリニアが通るわけですが、釜沢というところから小渋川を渡って伊那山脈の方へリニアは突き抜ける計画になっています。
水がれが起こるということになれば、その沢の水を飲料水として使用されている方、農業用水として使用されている方、こういう方たちにとっても大問題ですし、何よりも地下水が抜ければ当然生態系への影響もあると。代替水源という話もありましたが、補償すれば済むという話では決してないというふうに思います。
そもそも、リニア中央新幹線の整備につきましては、必要性、採算性、安全性、利便性、経済性、また、南アルプスの水がれや残土処理などの環境問題、さらには周辺住民の生活や自治体に及ぼす影響などについてさまざまな問題が解決されておらず、我が党としては反対の立場であります。
例えば宇連川では、寒狭川からの導水を含めましても、大野頭首工におきまして農業用水などの既得用水の取水にたびたび支障を来すとともに、大野頭首工下流では年間の大半が水がれの状態となっております。 設楽ダム建設事業は、こうした現状に対して、豊川や宇連川におきまして安定した取水を可能にするとともに、河川環境の保全を図るための重要な事業というふうに考えております。
リニア工事は、計画では東京から大阪までの長大な区間を貫くわけですから、その長い区間で連続的に水がれを起こすという特異性があります。だからこそ、問題は、対策ではなく、なぜ予測できなかったか、この検証が行われることが必要だと思うんです。この検証なくして、適切に対処する、問題ないと、とても断言できるはずはありません。このことをぜひ強く指摘しておきたいと思います。 次の問題に移りたいと思うんです。
静岡市以外の大井川下流域の自治体は、水がれなど、先ほど指摘しましたけれども、重大な影響を受けるにもかかわらず、アセスの対象にもなっていません。 大臣、本来のアセスのあり方からして、これでは不十分だと思いませんか。
○島津委員 この水がれの問題ですけれども、山梨の実験線では水源の枯渇が生じています。JR東海も、実験線でのトンネル工事による影響を認めています。 実際の工事に先立って、地下水への影響について、この実験線ですね、予測を行ったと聞いていますけれども、なぜ水がれの事態を予測できなかったのか、これをお答えください。
次に、水がれ問題について聞きます。 出水の問題でいいますと、環境大臣意見について言うならば、多くの地下水脈を寸断することについて、地下水位の低下、河川流量の減少及び枯渇を招き、ひいては河川の生態系に不可逆的な影響を与える可能性が高いと指摘しています。
そこで、国交省にお聞きをしますが、JR東海が各自治体の騒音や振動、水がれ、動植物また人体、環境への影響の懸念をこの短期間で提出された評価書で払拭したと考えていますでしょうか。
私は、この水がれ問題だけではないと思います。一番大きな問題の一つは、残土問題だと思うんですね。 リニアは総延長で四百三十八キロでありますけれども、これ相当量の発生土、残土が出てきます。六千三百五十九万立米ということになりますけれども、これ東京ドーム五十一個分の量であります。このうち、この残土、発生土置場が決まっているのはどれぐらいですか。
地下水とて無限にあるわけではなく、過剰にくみ上げられれば周辺の林地も含めて水がれを起こしてしまうのではないかなと懸念されます。また、地盤沈下等、周辺に及ぼす問題もあるかと思います。 そして、広大な森林が外国資本の手に落ちてしまい、森林の奥の方で取水活動が行われれば、無節操な取水が行われても、現状を把握していくというのは、森の中でやられれば非常に難しい問題なのかなと思います。
その件に関して、やはりこの高尾山も非常に豊かな自然が残っておりまして、このトンネル建設によって水がれ、沢がれ、湧水がれというのが起きないように配慮して工事をしているということですが、やはりここで実際こうした観測を行ってきた八王子城跡トンネルにおきまして実際水位が、地下水位が下がっているという事実がございます。
御指摘の水がれ、琵琶滝のあります前の沢流域の湧水のことと思われますが、私ども、モニタリング観測ということで経年的にやっております。そのモニタリング観測を行っている前の沢地区の沢水の流量については、トンネルの施工による影響は確認いたしておりません。
○川田龍平君 それでは、そのトンネル工事によって、明治の森高尾国定公園内でトンネル工事の南坑口付近での沢がれ、それから妙音谷での沢がれ、湧水がれの事実があったんですけれども、それは把握していることでしょうか。
○政府参考人(櫻井康好君) 圏央道の高尾山トンネルの工事付近の沢で水がれが発生したという自然保護団体からの発表があったという報道については承知をしておるところでございます。 高尾山につきましては明治の森高尾国定公園に指定されておりまして、開発行為の規制などは自然公園法に基づき東京都が自治事務として行っておるところでございます。
この観測孔がなければ今回の水がれの工事が影響あるのかないのかというのが非常に分かりにくいというふうなことで水掛け論になってしまいますので、何らかの方法で必ず観測体制をきちんとしていくということの確約をいただきたいんですけれども、整えていただけますか。
○岡崎トミ子君 それでは、国土交通省は、今回指摘されたこの水がれを確認しておりますでしょうか。している場合には、原因をどのように分析しているのかお聞かせいただきたいと思います。
大臣も地下水の問題ということも触れられましたが、まさにそういう点では、地下水一つとっても未解明の問題が少なくないわけでありまして、だからこそ、各地で水がれとか出水とか地盤沈下などが相次いでいる問題でどうするのかということが問題になっているわけです。
要は水がれ状態。華北平野もインド平野も全部そんな状況であって、水が将来なかなか大変だ、こういったことがあります。 もう一つには、経済的といいますか人口的な要因と絡めまして、中国の動向がやはり大きいと思っております。というのは、今中国は、穀物それから肉類でも、これは総量と総量ですが、アメリカを超えました。
新幹線が走っている道路に余りに近いところに家が建っていて、大変、震動とか騒音とか、あるいは景観上も非常によろしくない、こういうようなクレームとか、あるいは、トンネル工事が原因と思われますが、水がれが玉名地区、南関地区あるいは芦北地区、そういうようなところで発生をしているということは聞いておられますか。
○石原国務大臣 委員の御指摘の水がれの問題は、新幹線に限らず、地下を通る道路あるいはその他の公共公物の建設においてそういう事実が起こるということは、全国でも多々あるのではないかと思っております。そして、その問題についての補償の主体というものは、やはり建設主体において、そのものについて補償をしているという現実があるんだと思っております。
○松野(信)委員 それから、トンネル工事が原因と思われるような水がれで、今まではちゃんと美しい川が流れていた、沢があったというようなものも、水がれということで、それこそ、全く、一滴も流れないような川になっている。これも、私、実際に見に行っておりますが、玉名、南関あたりでそういうふうに発生をしているわけです。
中国が、華北平野の水がれ現象というのが今あるわけでありますが、これは、文化大革命時代に黄河の上流を皆伐で大伐採してしまった、そのツケが今来ておるわけでありまして、したがって、黄河がかれつつある。そこで、中国は大植林運動を、母なる大河を守る、こういう大運動を展開しておるわけでありまして、それを支えるためにできたのがあの小渕基金であります。