1947-08-25 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第12号
本日は目白における水あめ摘發の問題に關しまして證言を求めるために瀧澤秀敏君、この人は東京都菓子工業組合の理事長でありました。榎本盛正君は東京都の主事であります。矢野文治君、この方はその當時の目白署の巡査部長でありました。阿部吾藤君、この人は警視廳の巡査であります。以上の四君が證人として出頭されております。
本日は目白における水あめ摘發の問題に關しまして證言を求めるために瀧澤秀敏君、この人は東京都菓子工業組合の理事長でありました。榎本盛正君は東京都の主事であります。矢野文治君、この方はその當時の目白署の巡査部長でありました。阿部吾藤君、この人は警視廳の巡査であります。以上の四君が證人として出頭されております。
本日はさきの決議に基きまして、世耕君が隱退藏等處理委員會の副委員長をやめた經緯についての證言を求めるために石橋湛山君、目白水あめ摘發事件に關する證書を求めるために當時の田中本田警察署長、岩崎澱粉工場主の岩崎新太郎君、情報提供者の清水清君の四名の出頭を求めたのであります。
なお當時の社會面の一端といたしまして、私がその水あめ摘發を強引にやらなくてはならぬということは、當時の新聞記事を讀んでいただけばおわかりになろうと思う。新橋特に上野を中心に一カン七貫匁入りのあの水あめが五千圓、六千圓で取引され、毎日四、五十人右往左往しておるという新聞記事が出ておつたのであります。
すなわち小杉課長の證言は重大なる岐路に立つているものでありまするが、はたしてあなたはこの水あめ摘發にあたつて警視廳の權力をもつてこれを、妨害した事實があるかないかという點について明確に御答辯を願いたいのであります。
○世耕弘一君 それはそれほど私が強引にやつた水あめ摘發事件が、私に一言半句の報告も斷りもなくして勝手に處分されたということははなはだ遺憾であります。今日初めてそれが東京都の關係において配給されたということを聞いたのでありますが、私はこの配給にあたつてどういう人が立合い、場所がどこで、どういう取引をしたであろうということの内幕までも實は後で報告を受けたのであります。
○加藤委員長 石田君のは、本多君の栃木の件と目白の水あめ事件と關連させて言つておられますから、それならば、石田君は目白の水あめ摘發についての問題として、別に證人喚問を發議されたいと思うのです。まずとりあえず本多君の栃木の摘發妨害をされた人の氏名は、後ほどここに世耕君が参りますから、世耕君から氏名を聽いた上で決定いたしたいと存じます。