2008-12-24 第170回国会 参議院 国際・地球温暖化問題に関する調査会 第1号
同国は、再生可能エネルギーの利用、温室効果ガスの排出規制などにより、既に京都議定書に基づく削減目標を達成しておりますが、これにとどまらず、更に高い目標を定め、その実現を政府に義務付ける気候変動法案を議会に提出したとのことで、意欲的に取り組んでいるとの印象を受けました。
同国は、再生可能エネルギーの利用、温室効果ガスの排出規制などにより、既に京都議定書に基づく削減目標を達成しておりますが、これにとどまらず、更に高い目標を定め、その実現を政府に義務付ける気候変動法案を議会に提出したとのことで、意欲的に取り組んでいるとの印象を受けました。
イギリスは、二〇〇五年のEU—ETS市場の開設、グレンイーグルズG8サミットでの対話の開始、スターン報告の発表等、温暖化問題における指導的役割を担っており、議会では気候変動法案が提出をされています。また、EUも欧州閣僚理事会で、二〇二〇年までに温室効果ガスの排出量を一九九〇年度比二〇%削減することで合意をしています。
イギリス議会では、削減を公的に義務化する世界初の気候変動法案の審議中で、ドイツ議会でも、この五月を目途に総合的な法制化が進んでおります。 我が国においても、中長期削減目標を明確に盛り込んだ気候変動の法制度をつくるべきであります。環境大臣の答弁を求めて、質問を終わります。(拍手) 〔国務大臣鴨下一郎君登壇〕
イギリスは、二〇二〇年までに九〇年比で二六から三二%という数値目標を明記した気候変動法案というのを今まさに審議中で、議会でやっておりました。ドイツは四〇%削減。EU全体も二〇%、ほかの先進国が同様の施策をとるときには三〇%の削減という目標を持って取り組んでいるわけであります。
気候変動法案が今イギリスの国会で審議されているそうでありますけれども、イギリスのCO2を二〇五〇年までに一九九〇年レベルで六〇%削減と、あるいは二〇二〇年までに二六から三二%を削減すると、そういう目標数値を法律案の中に明確にすると、そういうふうに聞いているわけでありますけれども。
○国務大臣(鴨下一郎君) 今先生おっしゃったように、英国政府は非常に積極的に取り組んでいるというようなことでありますし、気候変動法案、これについては今提出されていると、こういうようなことであります。また、ブラウン首相は、今後の見直しによっては八〇%の長期目標を引き上げると、こういうようなことも言っているわけでありまして、我が国にとってみると、ある意味でお手本のようなところもあるわけであります。
イギリスは、今年三月でございます、気候変動法案、クライメット・チェンジ・ビルというものを提出をしております。現在審議中と伺っております。その法案の中では、二〇二〇年までに九〇年比で二六%から三二%削減、また二〇五〇年までに六〇%削減するという目標を法的拘束力のある形で定め、その達成に向けて中間的に国内の排出容量に上限値を設けると、そういったことも含まれております。