○浅野拡君 最後に、私先ほど勝部参考人ひょっとしたら触れられるかと思っておったんですが、たばこ専売事業のあり方について民営論等がいろいろ言われておるわけなんですね。
同時に、国鉄の民営論、電電の民営論等もございますが、実際問題として、民営というものは、外国ではむしろ赤字の私鉄を国が買い上げている。アメリカ等は、ごく最近、国有企業にしぼっている状態なんです。そういう点からしますと、民営論というものは、田中さんに反論する立場ではございませんけども、時代に少しく逆にいく方向じゃないかと思いますし、民営にしてスト権を与えるなら、これはスト権委員会も何も要りません。
これは専売の民営論、たばこの民営論等ありますけれども、それはそれなりの基本において、本来とってきたのはそういう態度だと思うのです。そういうことを私はいろいろ心配をするわけなんですが、そういうことの例として、一つずつ多少聞きたいと思うのですが、まず最初に、現在葉たばこの輸入の需給状況あるいはその値段、その輸出入を取り扱っておる会社、そういうものをひとつ御説明をいただきたいと思います。