1984-06-21 第101回国会 衆議院 地方行政委員会 第17号
そういう点で、これは法そのものの持つ中身というのががらりと変わってしまったというところに、大いに議論をし、関係者の意見もよく聞き、そして戦後、民主警察制度になって民衆と警察の信頼関係というものが築かれてきた、その上に立って、犯罪の予防なりあるいは犯罪の解決ということをこれからの新しい時代に向けていくときには、こういう風俗営業の場合にどうあるべきかということを議論して、法改正に臨むべきではなかったかと
そういう点で、これは法そのものの持つ中身というのががらりと変わってしまったというところに、大いに議論をし、関係者の意見もよく聞き、そして戦後、民主警察制度になって民衆と警察の信頼関係というものが築かれてきた、その上に立って、犯罪の予防なりあるいは犯罪の解決ということをこれからの新しい時代に向けていくときには、こういう風俗営業の場合にどうあるべきかということを議論して、法改正に臨むべきではなかったかと
しかしながら、最近、私たちは考えてまいりますときに、この段階のお話でも、戦後の新たな民主的な警察制度が改正されたとはいうものの、民主的な警察制度の本質が変えられたものとは認めがたいものでありまして、依然として民主警察制度の本質は変わっておらない、こう実は理解をいたしておるつもりであります。
(拍手)自治体警察にしても、民主警察制度としてこれを存置すべきであったなら、あくまでも存置の方向で財政的措置を考えることが国の責任なのであって、苦しいだろう、困るだろう、だから国に返した方がよいのではないかと、経済的に困窮する民衆の苦悩の中から民衆の警察は奪われていったと言うも過言ではないと思うのであります。
そうしてこの民主警察制度の基盤をなすものが公安委員会制度であります。この公安委員会制度の運営その他につきましては、ただいまも矢尾委員との質疑応答においてお話がございましたが、この国民の良識の代表といわれる人たちの監視によりまして、警察の民主化と政治的中立性の確保をはかっておるのでありまして、これこそ天皇の警察から国民の警察に切りかえられたという現在の民主警察の基盤でございます。
まあこれは丁度曾つて進駐軍が進駐中に、殆んどアメリカの指導でこの日本の民主警察制度を育成して来たにもかかわらず、進駐軍の法務関係の人たちがよく地方で手出しをして非常に警察運営にお困りであつたという事実は、もう我々もよく承知している。こんな点から考えても、今例を申上げたのですが、どうかと思うのですが、その根本方針について大臣の御所見は如何でしようか。
その意味からいたしまして、戦いに破れた結果の国の構成という意味ばかりではなくして、民主化をたどらなければならない、民主国家をたどらなければならない必然の結果として、今日の警察制度が生れたのではないか、民主警察制度が生れたのではないかと、私たちはこの制度自体を肯定するものであります。
○田中証人 現在の民主警察制度におきましては、国家地方警察、また自治体警察、双方とも公安委員会制度というものが存在いたしまして、公安委員会によつて警察長が任命され、また公安委員会によつて警察が行政管理、運営管理を受けているわけであります。そこで現在のこの公安委員会は、すでに御承知と存じますが、警視庁の例をとつてみますると、公安委員は少くとも毎年交代いたします。
○参考人(田中榮一君) 御承知のようにこの警察制度は昭和二十三年三月七日から新らしい民主警察制度に切換えられたのでであります。従いまして現在従事しております全国十二万五千の警察官は、精神的にも昔の警察と違つたいわゆる国民の警察である、社会公共に対する奉仕者であるというような根本的心がまえを以ちまして、現在いろいろな警察行動を実施いたしております。
私自身の更に立場からへ……立場と申しますとおかしいのでありますが、政府の方針ということを離れまして、警察自身の立場から考えて見ました場合におきましても、国家公安委員会制度は存置すべきものである、これは民主警察制度の眼目であると思います。
議員派遣要求書 一、派遣の目的 中央警察学校及び警視廳警察官講習所を視察し、警察官養成の現状に付民主警察制度の精神の徹底方法並びにその適否を調査する。