1961-05-19 第38回国会 衆議院 法務委員会 第13号
また、ごく少数の例外において、殺人は正しいのだ、殺人は必要だという信念のもとに人を殺し、そうしてみずからも命を絶つ、こういう狂信的な確信犯があるといたしましたならば、このような確信犯人こそ、われわれは何としても、これは社会防衛のために、民主主義防衛のために、社会から永久隔離をしなければならない。そのためには無期または死刑という極刑もやむを得ないのじゃないか。
また、ごく少数の例外において、殺人は正しいのだ、殺人は必要だという信念のもとに人を殺し、そうしてみずからも命を絶つ、こういう狂信的な確信犯があるといたしましたならば、このような確信犯人こそ、われわれは何としても、これは社会防衛のために、民主主義防衛のために、社会から永久隔離をしなければならない。そのためには無期または死刑という極刑もやむを得ないのじゃないか。
(拍手) そこで、わが党は、かかる熱意を欠く政府にのみまかせてはおけぬと考え、高まる世論にもこたえ、かかる政治的テロ行為に対しては時限的威嚇立法をもって臨み、危殆に瀕した民主主義防衛の措置に出るため、対案の研究討議を重ねた結果、成案を得ましたので、いち早く、各党にさきがけまして、去る三月二十三日、政治テロ行為処罰法案として本院に提出いたした次第であります。
○曾祢益君 第五次吉田内閣が少数不安定内閣として成立し、前途暗澹たる折柄、スターリン死後における共産陣営の微笑外交は冷戦緩和の可能性をもたらし、国際情勢の推移如何は日本の平和と安全を大きく左右する複雑微妙なるものとなつて参り、国内的には、平和デフレに直面する大衆生活の窮乏、労資の対立の尖鋭化、反動逆コースと民主主義防衛の抗争、国民の独立への要望の激発とこれに便乗せんとする反米人民戦線の強化等の険悪な
どういうことかといいますと、西欧諸国は昭和三十一年を目標に若干のコストの切下げをいたしましたが、昭和三十一年の再軍備完成を目途に、それぞれ戦力をどんどん増強して行つている日本もこれに伴つて、それに照応した応分の民主主義防衛の防衛軍をつくらなければならない。これははつきりしている。そこで問題は、そういう再軍備の完成時期とにらんで、そこに好景気が不況に転ずる見通しを大体経済専門家は持つております。
そこでこの法案は民主主義防衛の建前からかような破壞団体を規制して行こうということに狙いを持つているのであります。要はどこまでも民主主義を堅持して行きたい、そうしてよりよき国家社会を作つて行きたい、こういう理念から生じたものであります。
條約批准国会は、これらの難問題を背負つて西欧民主主義防衛圏の中に突入すべきことを、八千万国民にかわつて、政府に対し最終的に承認を與えんとする国会であります。国民は、吉田総理にまさるとも劣らぬ苦悩と憂慮の念を持つて、民族の運命の帰趨と祖国の前途を見守つておるのであります。
もちろん、かかる愛国心は、従来の盲目的愛国心ではなく、世界全体の自由と民主主義防衛に直接つながるものであることは申すまでもありません。