1954-12-01 第20回国会 衆議院 本会議 第2号
昨今共産主義の平和攻勢が非常に深刻に行われておりますし、またそれ以外に反民主主義的活動が深刻になつておりますので、それに関しまして、関係各省の間に相互に情報の交換、連絡を行いまして、施策の上に誤りなきを期しておるのでありまして、従いまして、きわめて無事なもので、基本人権を弾圧するような考えは毛頭持つておりません。従つて、これを廃止する意思も政府にはございません。
昨今共産主義の平和攻勢が非常に深刻に行われておりますし、またそれ以外に反民主主義的活動が深刻になつておりますので、それに関しまして、関係各省の間に相互に情報の交換、連絡を行いまして、施策の上に誤りなきを期しておるのでありまして、従いまして、きわめて無事なもので、基本人権を弾圧するような考えは毛頭持つておりません。従つて、これを廃止する意思も政府にはございません。
そうして反民主主義的活動というものは、これはどういう面においてのみ行われるというものではないと思います。
ですからこの懇談会を存続して、いわゆる反民主主義活動対策協議会の名において続けてこの懇談会をやつて行かれますと、場合によつては反民主主義活動対策協議会そのものが反民主主義的活動に陥るおそれが非常にあると思うのです。ですから漠然とこういうふうな協議会を持つて、政府が何ら具体的対策を立てずに閣僚懇談会式の協議会でやつておるのでは、はなはだ私は心もとないと思う。
あなたの方は、各省におきましてやはり反民主主義的活動に対する調査ができておつて、それの連絡調整にも当つており、なおまた独自の立場におきまして政府の重要な施策の情報の収集、従つてそういうことは同時に裏返せば反民主主義活動に対する調査ということになることは、御説明によつて大体明らかになるのであります。