2006-04-14 第164回国会 参議院 本会議 第16号
昨年の四月二十五日、JR福知山線で脱線事故が発生しましたが、その際、負傷者が運び込まれた病院側が、安否を尋ねてくる被害者の家族にすら個人情報保護法を理由に氏名開示を拒否する一件がございました。これは、あらかじめ本人の同意を得ないで個人データを第三者に提供してはならないとする第三者提供の制限に過剰反応したものと推察されます。
昨年の四月二十五日、JR福知山線で脱線事故が発生しましたが、その際、負傷者が運び込まれた病院側が、安否を尋ねてくる被害者の家族にすら個人情報保護法を理由に氏名開示を拒否する一件がございました。これは、あらかじめ本人の同意を得ないで個人データを第三者に提供してはならないとする第三者提供の制限に過剰反応したものと推察されます。
出張旅費については、出張者の氏名開示は三十六に及んでおります。 このように今、都道府県では、公務員の氏名を隠す時代は去りました。正確に言えば、去りつつあるということになりましょうか。公務員の氏名を開示しても、公務の遂行に支障はなく、またプライバシー侵害にもならないということがこれで実証されているわけであります。運用だけでなく、条例でそのことをはっきり決めるという県も出てきております。