1997-02-19 第140回国会 衆議院 厚生委員会 第2号
現在の日本の医薬品産業の現状、これはアメリカに比較しますと比較劣位産業になっておりますし、国内市場依存型の薬の輸入大国、これが現状であります。日本の医療は、医療アクセスは世界に冠たる水準ですが、基礎研究がアメリカに比較して弱い、こんな特徴もあります。
現在の日本の医薬品産業の現状、これはアメリカに比較しますと比較劣位産業になっておりますし、国内市場依存型の薬の輸入大国、これが現状であります。日本の医療は、医療アクセスは世界に冠たる水準ですが、基礎研究がアメリカに比較して弱い、こんな特徴もあります。
ただ、企業規模とか収益力は個別の企業を見ますと欧米企業におくれておりますし、貿易収支が入超でありますから国内市場への依存度が高い、こういう特徴がありますし、産業別の欧米企業との比較でも、日本の薬産業分野というのは比較劣位産業にある、こんな状況になっております。 それから、医薬品産業というのは研究開発型で、本来であれば日本が一番得意とすべき分野であります。
農業を比較劣位産業といいますか、競争力のない産業というふうに思い込んでしまうことは農業から夢を失うことでもあり、先ほど松田議員からも指摘がありましたように、こういう環境のもとでは後継者もなかなか入りにくいのではないかという気がします。 確かに日本の水田の経営面積は狭く、地代、人件費、農業資材のコストは恐らく世界一の高さでしょう。
そのような場合ですと、やはり比較劣位産業が海外投資をしていくということの場合には、割と国際貿易上どこが有利な生産拠点かということで決めるわけですが、比較優位があるにもかかわらず投資をしていくということになりますと、いろいろな問題、雇用の問題でありますとか、そういうようなことに影響が来るという可能性があるのではないかというふうに思います。
大きな経常収支黒字によって加速する円高に耐え、それを克服して国際競争力を保持するためにコストの節減を図るという個別の企業努力に頼るだけでは円高の悪循環を繰り返すばかりでありますから、輸出依存型の我が国産業構造を転換し、比較劣位産業の保護にかわって輸入の増加を図るとともに内需の拡大に努め、あわせて、対外経済援助等により対外債務に悩む途上国にも経常収支の黒字が還流する道を積極的につけていくことがこの課題
しかしながら、今回の酒税の税率改正案の内容を分析してみますと、清酒につきましては、清酒産業の特性、中小企業性、地域産業性あるいは原料米の高コスト負担、比較劣位産業性等々、これらの特性について相当な御配慮をいただいておるという点がございますので、その点から判断いたしまして、今回の改正案についてはやむを得ないかと考えておる次第でございます。
というもののあり方が、国内産業の保護と同時に、輸入政策のあり方というものを一体どう考えるのか、輸入をむしろチェックをして、そしてむしろ国内産業を保護して、したがって、また輸出を重点にするという思想というものが関税政策の中にまだ残っているんじゃないか、こういうふうに思うんですが、少なくとも貿易の黒字基調が停滞した今日における考え方というのは、むしろ輸入政策というのは、比較優位産業は当然日本に残すんだけれども、比較劣位産業