2004-05-12 第159回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号
しかしながら、小選挙区比例代表制そのものについては、私個人として、見直すべき点が多々あるのではないかと考えております。私自身、小選挙区選挙で何度か敗れておりますけれども、選挙で当選できなかったとしても、国民の代表として国政の一翼を担うべき資質が私に当時なかったとは考えておりません。むしろ、全国を見渡しますと、衆議院議員としての十分素質を備えながらも、当選できなかった。
しかしながら、小選挙区比例代表制そのものについては、私個人として、見直すべき点が多々あるのではないかと考えております。私自身、小選挙区選挙で何度か敗れておりますけれども、選挙で当選できなかったとしても、国民の代表として国政の一翼を担うべき資質が私に当時なかったとは考えておりません。むしろ、全国を見渡しますと、衆議院議員としての十分素質を備えながらも、当選できなかった。
それから、御参考までに、申し上げるまでもございませんが、現在の比例代表制そのものも、特定の第一位に挙がっている人に投票をしたいという気持ちで政党に入れて、その票が大いに生きて、下位の人を当選に繰り上げてくる、こういう効果があることは御説のとおりである。
一方で、前田参考人は、比例代表制そのものがなくなるという心配はなくなったので非常に安心しておりますと。比例代表制は、国民の、主権者の民意を反映させる意味では非常にいいといいますか、最も有効な方法であるというふうに考えますとおっしゃいました。さらに前田参考人は、参議院というのは良識の府であるとかあるいは理性の府であるという前に民意の府であるべきであると、こういうふうなことをおっしゃっております。
そういうことであれば、その要素を加味した形で今度行おうというわけですので、ある程度のそういうばらつきが出てくるといいますか、それは制度として持っているいわば宿命でございまして、その点、もともと私は先ほど申し上げたように政党を前提にした比例代表制そのものについて多少の疑いを持っておりますけれども、少なくとも現行制度のもとではやむを得ないことだというふうに考えております。
その意味で、比例代表制そのものと言えます。その上で、全体の四割の議席について行われる小選挙区選挙の最多得票者を各党の配分議席の枠内で優先的に当選者とし、残りについて、届け出名簿の上位者から順に配分議席に達するまでを当選者とするもので、有権者の政党に対する支持率が議席に正確に反映し、しかも候補者の顔の見える、最もすぐれた制度であると考えております。
それ全体を含めまして、みんな牽連関係を持っておるわけでございますから、考える会におかれまして、大体比例代表制そのものをどういうふうに処理するか、それに伴って地方区の制度、ブロック制の問題も浮上してくると思いまして、その推移を見守っておるところでございます。
比例代表制そのものが、従来の全国区が比例代表に変わりまして、地方区は選挙区選挙、こうなっていますが、これ自身、法の根幹からしますと、いわば二票投票するんですよ、一票じゃないんですよ、そして二票の中でもって、従来の全国区は政党名ですよ、地方区は個人名ですよと。こういうことが永劫にいけるかどうかという問題については、法律の問題はまだ時間がありませんから検討しておりませんけれども、疑問があるんです。
ですが、たとえば今度やる場合に、いま比例代表制そのものの制度はまだと、こういう話がちょっと個人的御見解でありましたけれども、選挙の方法あるいは技術的なこと等を含めて、たとえば名簿登載者の事務所とか個人名と政党名を書いた事務所、それから宣伝カーの動かし方、本人一人につきまして一合で結構ですから。
ヨーロッパは比例代表制が定着していますが、この種の問題について、比例代表制そのものに対しまして何か新しい、これは試験的にやった面も相当ございますから、この制度について手を加える、あるいは修正する、そういった問題についての御感触は自治大臣どうでしょう。どういう考えですか。
ですから、比例代表制そのものは国民の意思を正しく議席に反映し、政党本位の選挙にふさわしい制度であると考えます。同時に、小政党の進出できる機会を奪ってはならない。
私ども共産党は、近藤参考人の方からも意見陳述がなされておりますように拘束名簿式比例代表制そのものには賛成しておるのです。ただ、無所属、無党派の立候補を認めない、それからもう一つは選挙活動を大幅に規制している。この問題で、これは大きな憲法上の問題でもあるというふうに思っておるのです。
また、私どもの立場は、いま各公述人の御意見を承りましても、いわゆる比例代表制の制度そのものの問題、さらにまたその比例代表制を含むいま提案されている法律の問題、この二つの御意見がいろいろな角度から述べられておるわけでございますが、私ども公明党は、この比例代表制そのものをこの制度に対する今後の検討について否定しているものではございません。
それから第三番目といたしまして、私は選挙制度の研究者として、最も代表的な選挙制度である比例代表制そのものに反対しているものではありません。衆議院に導入するということであれば私はむしろ賛成の方に回りたいくらいであります。参議院のあり方から見て、参議院へ比例代表制を導入するということに反対しているわけであります。 その上に、この改革案は次の点で憲法違反の疑いがあるということが言えます。
わが党は、参議院における各政党、会派の現状を十分考慮し、かつ、比例代表制そのものが死票をつくらないで、可能な限り国民の少数意見を政治に反映させるのがその本旨であるとの立場から、その政党要件をそれぞれ三名、二%、五名というところに置くとともに、当選人の配分方法も、一般的に少数政党により有利に作用すると言われている修正サン・ラグ式をとり、かつ供託金も常識の線にとどめたのであります。
○近藤忠孝君 当委員会におけるいままでの若干の質疑、それから第一回目の参考人の意見聴取の結果、比例代表制そのものは合理的で、それを真っ正面から否定する意見はほとんどなかったのではないかと思います。
○多田省吾君 私は比例代表制そのものに反対というようなことは言ってないつもりですよ。
○参考人(佐竹寛君) 比例代表制そのものにつきましては私も両先生と同じ意見でございまして、国会に国民の意見を正しく議席に反映できるという意味では賛成でございます。ただ、政党政治のイニシアチブといいますか、これは歴史的発展過程からいって下院、すなわち衆議院にございます。
しかし、われわれは必ずしもそういうつもりでやったのではないので、遠い将来に理想を描いて、そこへ近づけていきたいということで提案したのでございますが、まあ自民党が出したからといって比例代表制そのものを水に流してしまうような政治論は慎めというふうにおっしゃっておるというふうに理解をいたしております。
自民党の党派的提案に反対するあまり、比例代表制そのものを水に流してしまうような政治論はつつしまなければならないであろう。」こういうふうに述べておられます。そして、「選挙制度において「政党本位」を徹底させることが憲法に違反するかどうかが問題になる。比例代表制においては、投票だけでなく、立候補も政党抜きには考えられないからである。
だから、われわれも比例代表制そのものが絶対いけないと言っているんじゃないのだ。私たち公明党も、たとえば政党化を進めてもいい、衆議院にあっても都道府県ごとの非拘束名簿をやったらどうかと提案したこともありますよ。だけれども、参議院に最も政党化の強い拘束名簿を、しかも個人も立候補できないようなものをばさっと持ってきて、衆議院以上に政党化を進めるということは、やはり参議院の本質論から見ても納得できない。
ただ、むしろ問題は、その政党の制約条件とかそれから運動の制約とか、そういうところにあるのであって、比例代表制そのものは、一方で衆議院があり他方で参議院があって、その参議院がやはり国民の政治的意思の所在というものを明らかにする機能を比例代表制を導入した場合にするのじゃないかというふうに考えます。
○委員以外の議員(金丸三郎君) 比例代表制そのものによりましては多数党、少数党、得票ができるだけ死に票がなく議席に結びついてくるという意味で私どもはより合理的だと。ただ、今回の拘束式比例代表制の制度をとりますというと、個人本位の全国にわたる選挙運動が不必要になりまして政党本位になってまいりますから、過大な費用がかかるという欠点が改められる、そういうような長所も一つはある、こういう意味でございます。
○近藤忠孝君 もう一つ確認しておきたいのは、政党本位ということをおっしゃいましたけれども、そのもっと前の段階の比例代表制そのものと比較してみた場合、比例代表制そのものとしてはこれは無党派等を排除することとは矛盾しないんでしょうね。
そして、もう一つは大川委員がおっしゃったように、比例代表制そのものはお金がかかるかからないと関係ないのですよ。それは先ほどの学者の言葉を引用された大川質問でも明らかだし、文部省の統計数理研究所の西平重喜先生ですか、比例代表制の大変な学者でございますが、その方だってはっきりと比例代表制とお金のかかるかからないは関係ないと、このようにおっしゃっているじゃありませんか。
ただしかしながら、そういう前提を踏まえながらも、その拘束名簿式比例代表制そのものが合理性があるのかないのか、そこのところについては何ら触れることなく、したがって違憲だ、こういう決めつけ方をしている。
わが党は、全国区比例代表制そのものは検討の対象にできると思いますが、自民党の改悪案を強行するならば、内容、手続の両方で参議院の自殺行為になると私は考えるものであります。政府のお考えを伺います。 最後に、政治姿勢について。 昨年十二月八日は太平洋戦争四十周年でありました。鈴木内閣成立以後、靖国神社問題、軍備増強、憲法問題等、あの戦争の反省を忘れたような姿勢が目立っております。
比例代表制そのものにつきましては、わが国においてもかなり以前から論議はされてきたようでありますが、これらはいずれも衆議院の選挙制度の問題として考えられていたのではないでしょうか。比例代表制は、申し上げるまでもなく政党の得票数に比例して議席を配分しようとするものであり、最も公平で合理性を持つ選挙制度と言われてもきたのであります。