1980-11-26 第93回国会 参議院 本会議 第11号
質疑で取り上げられた主な点は、原子力船の今後の開発計画と実用化の見通し、原子力船「むつ」の放射線漏れ問題についての責任の所在、「むつ」の改修工事の進歩状況、「むつ」の新母港選定をめぐる諸問題、事業団を他の原子力関係機関と統合するに当たっての条件と手順等の諸点でありますが、その詳細は会議録に譲ります。
質疑で取り上げられた主な点は、原子力船の今後の開発計画と実用化の見通し、原子力船「むつ」の放射線漏れ問題についての責任の所在、「むつ」の改修工事の進歩状況、「むつ」の新母港選定をめぐる諸問題、事業団を他の原子力関係機関と統合するに当たっての条件と手順等の諸点でありますが、その詳細は会議録に譲ります。
そもそも「むつ」が安全の保証されていない欠陥船であることが、母港選定作業を難航させているのであり、母港問題解決の見通しはきわめて暗いと言わなければなりません。 一方、一九六〇年代においては、八〇年代に原子力船時代が来るとのキャンペーンが行われながら見込み違いに終わり、今も資本主義世界を見渡しても、運航中の原子力商船は一隻もないし、積極的に原子力商船開発に取り組んでいる国も一国もない現状です。
母港選定作業が難航するのは、そもそも「むつ」が安全を保障できない欠陥船であることが原因であり、したがって、今後も母港問題解決の見通しはきわめて暗いと言わざるを得ないのであります。 第五は、原子力商船の社会的必要性が考えられないということであります。
したがって、母港選定につきましては、どこまでも政府が地元の方の御理解を得た上で話を進めていく。
とするならば、その三年の間に一日も早く――長崎の久保知事も言っておりますが、母港化はしないんだから、知事も市長も政府が新しい母港を必ず見つけてくれるだろう、そのことは政府を全面的に信頼をしておる、こう言っておるのですが、長官は大臣をいつまでやられるかわからないけれども、しかし行政の継続性というのがございますから、これは政府の国務大臣として熊谷長官がこの席をかりてその母港選定についてはどういう決意をお
にもかかわらず、新母港選定のために努力をするというのは、これはむしろ四者協定の大湊、むつに向かって言うべきなんで、佐世保に向かって言うべきじゃない。しかも四者協定すら現に実現してないのに、次から次へと空手形を政府が乱発をするから、逆に言うとますます不信感がつのってくるんですよ。これはできっこないですよ、見通しとして。十六日までできますか、入港するまであと四日間しかないんですがね、できないでしょう。
○小宮委員 この母港問題について、大臣はたしか六月二日の参議院の科学技術特別委員会で、久保長崎県知事から佐世保港修理受諾の回答があり次第直ちに母港選定に着手し、来春までには決定したいという考えを明らかにしているわけですね。
○山野政府委員 私ども、母港選定作業というのは、できるだけ早く進めたいと考えておりまして、修理期間の三年間のうちに決まりさえすればそれでいいというふうに考えておるわけではございませんので、来春までに決めることを確約できるかどうか、これは別問題といたしまして、修理港決着し次第なるべく早く決めたいというふうに考えております。
○山野政府委員 ただいま佐世保港に協力をお願いいたしておりますのは、同地におきまして修理をするためということでございまして、母港問題につきましては、この修理港問題が決着を見次第、至急に母港選定作業に入りたいと考えておるわけでございまして、ただいま長崎県と佐世保市にお願いしておるのは、あくまでも母港問題と切り離した修理港についての協力要請であるというふうに割り切っておるところでございまして、この点は先生
まず、これらの疑問を解消するため、単に修理で終わることなく、青森県下の四者協定にある新母港選定を国民的合意の中で進め、基礎研究からスタートし、徹底した総合点検がなされ、欠陥を明確にすることが安全性に対する不安を解消するものと考えております。私たち漁民は安全性に対する不安とともに、原子力行政の進め方に対する不満が反対の大きな理由でもありました。
○石野委員 最後に一言お聞きしますが、原子力船「むつ」の問題について、母港選定のことで宇野長官は走り回られたのですが、その後どうなっておるのでしょうか。その事情をちょっとこの際聞かしておいていただきたい。
それから、国民のいわゆる合意を得ておらない現在の原子力行政のあり方、とりわけその象徴とも言うべき原子力船「むつ」は、放射線漏れ事故とその対策及び修理港、母港選定のみに非常に政府が眼を奪われておるのじゃないかと思うのです。
○石野委員 ただいまの八木委員とのお話の中での答弁では、修理のめどがついてから母港の選定に移ると、こういうお話をしておりますが、これはただいまの母港選定の問題との絡み合いで修理のめどがつかないとなかなか母港へ目が向けない、こういうふうにも聞こえるのですが、そういう意味ですか。
○山野説明員 いま先生の御質問の趣旨、私、正確にとらえていないかと思いますが、今後母港選定をどういうスケジュールで考えておるかという御質問かと思いまして、それについてお答えいたしますが、ただいま御承知のように佐世保港に修理港として受け入れていただくよう検討方をお願いしておるところでございますので、現在はその問題の解決に全力を傾注いたしておりまして、この修理港受け入れ問題が済みましたら、早急におっしゃいます
その場合、新母港と修理港は分離して考えていらっしゃるようでありますが、もし修理や総点検を終わった段階で、新母港選定が難航するとすると、結局たとえば修理に入った佐世保なら佐世保に居座り、こういうことになって、青森県のむつで起こったことの二の舞を今度は佐世保で繰り返す、こういうことになるのではないかと思うのです。
そこで、いままたそういうことが母港選定の段階で繰り近されるのではないか、こういうことを私は尋ねているわけです。
富永 孝雄君 運輸省自動車局 整備部公害防止 課長 北川 清君 運輸省航空局監 理部長 山元伊佐久君 ————————————— 本日の会議に付した案件 ○公害及び環境保全対策樹立に関する調査 (自動車排出ガス規制に関する件) (林道開発と自然保護に関する件) (原子力船「むつ」の母港選定
そこで、問題は一つだけですが、これは簡単に答えてもらいたいのですが、母港選定に当たって、その地域でなり、あるいはその県でなり公聴会なんかを開かれる気持ちがあるかないかということだけについて、ひとつ答えてください。