1954-02-03 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第5号
○岡委員 小児科の統計などを見ますと、母乳で保育されておる時代の子供の排泄量と、それがおじやその他のものに切りかえられて来た場合と、子供の体重の増加と比較しては、解釈しきれないような排泄物の増加があることは、学界でしばしば報告されおることなので、そういうところから見ても、やはり口から摂取する母乳以外のものの中における未消化部分の排泄物が屎尿の量と相当関係があると思うのであります。
○岡委員 小児科の統計などを見ますと、母乳で保育されておる時代の子供の排泄量と、それがおじやその他のものに切りかえられて来た場合と、子供の体重の増加と比較しては、解釈しきれないような排泄物の増加があることは、学界でしばしば報告されおることなので、そういうところから見ても、やはり口から摂取する母乳以外のものの中における未消化部分の排泄物が屎尿の量と相当関係があると思うのであります。
これにつきましてはいろいろな面、たとえば配給を受ける資格のある者が、たまたま母乳が若干出たというにかかわらず、一応自分に配給されたという場合、それを他に転売してほかのものとかえたというようなことも若干出ておりますが、それは非常に微々たるものではないかと考えております。
「乳なく赤子まさに死せんとす、若き母乳出でずして氣狂わんとす」というのが、日本の終戰直後の食糧事情であつたのであります。その食糧事情を解決して呉れた國はアジア大陸か。遠く、太平洋を越えたアメリカか。アメリカは続々と数百万トンの食糧を送つて呉れまして、(「いいぞ」と呼ぶ者あり)窮乏日本の食糧問題を解決して呉れたのであります。
由來二十幾年間、われわれはこの制度の不備なるところをたびたび指摘いたしまして改正を叫んだのでありますが、いかんせん政府において、ちようど生み落した孤兒に対して母乳を與えず、今日まで荏苒過してきたというような現況に立ち至つているのであります。
川魚も鯉や鮒は、加工と料理法によつては母乳が増します。官営事業は、民間事業を脅かすと申しますが、官営はただ献立程度で、勿論公平な收益は得ますが、一つとして民間の手を借らずには達成できないのでございます。 次に商工大臣に伺いますが、髪の毛と茶の実で醤油を造つておりますが、髪の毛は、私以外の人は大方捨てておると思います。
もし母乳なき子であつたならば、それこそ悲惨目をおおうものがあります。配給のミルクでは、とても生命はつなげない。やみで買えば、1箇月に二、三千円はかかるといいます。一般主食は、欠配となれば國民的輿論となるるが、声なき赤ちやんの主食は、牛乳生産が足りないからやむを得ないという政府のあり方、國民また、われわれの叫びに対しまして、大した反響を示してはくれないのでございます。
質問の第三、兒童並びに妊産婦用必需物資の確保、なかんずく母乳不足の乳幼児に対しては牛乳の現物を確保することが第一である。故に兒童福祉施設の中に乳牛牧場を入れ、乳幼児に対する牛乳を確保する規定を挿入しては如何。政府の答弁。兒童並びに妊産婦用の必需物資は関係各省と十分な連絡を保ち、且つ本法による福祉委員会の活動と相俟つてその確保を図り、これが適正に配給されるよう努めるつもりである。
これも今お述べになりましたように、殊に小川委員からお述べになりましたように、牛乳というものが非常に不足であつて、相当の牛を用意するのでなければ、母乳の出ない乳兒に対して、子供の主食であります牛乳が用意できないという実情であります。それをどう代用して行くか。或いは豆の粉等を利用いたして、そうして子供の牛乳代用というか、そういうものもやつております。
はつきり申しますと、元來人工榮養の子供というのはできる筋合のものではないので、母體が健全であれば、母乳が一番理想的なものであり、自然のものである。
あるいは貧困のために榮養不良となり、母乳不足の幼兒が多い。あるいは母體が病氣であるために、疾患による母乳不足、あるいは分娩によつて母を失つた、そのために母乳が得られない。あるいは離婚をしたために、男手で育てることができない。こういうような事情がわが國の乳兒の死亡の原因となつておるのであります。これにつきまして乳兒院においてこの母乳に代るべき牛乳の施設、これがどの程度に取上げられるか。
この原因するところは、兒童福祉法の原則が掲げてあるのでありますが、それは母乳の栄養失調におけるところの不足と、乳牛の大減少に基づくところの牛乳の絶対量の不足であります。昭和二十二年度において牛乳は恐らく四十万石を不足するということは、政府当局の認むるところであります。
これでいかに母乳不足に惱んでおる乳幼兒が助かつたか、これに対して大感謝をいたすものであります。それから厚生省当局が一万二千石の米及び母乳代用品を作りましてそうしてそれを乳幼兒の母乳不足の者に配給された行爲は、非常に立派な厚生省の手腕であります。
又前会も議員からの質問にありましたが、乳幼兒の栄養ということは、殊に乳兒の栄養という場合においては、母乳以外を考えると、牛乳が絶対であり中心であろうとさえ考えられる。その牛乳が乳兒についての絶対必要なものであり、それの取扱い方というものが乳兒を生かすか殺すかという問題にさえ及ぶというようなものが、農林行政の上で取扱われておる。