1998-03-20 第142回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
我々の国会に対してさいは投げられているわけですから、これは人道的な残存地雷の除去という問題と国防の問題を混同した条約ですから、人道上、我が国の信義においては、もう少し一歩冷静になって、人道的な支援、地雷被害ゼロプログラムということには精いっぱいは支援します、つまり、自衛隊の諸君が我が国からカンボジアに地雷除去に派遣されるということも含めて、それに対しての援助は、また助力は尽くすというのが筋でありますけれども
我々の国会に対してさいは投げられているわけですから、これは人道的な残存地雷の除去という問題と国防の問題を混同した条約ですから、人道上、我が国の信義においては、もう少し一歩冷静になって、人道的な支援、地雷被害ゼロプログラムということには精いっぱいは支援します、つまり、自衛隊の諸君が我が国からカンボジアに地雷除去に派遣されるということも含めて、それに対しての援助は、また助力は尽くすというのが筋でありますけれども
しかし、この中に書かれておるのは、残存地雷による被害をゼロにしようということばかりなんですよね。防御的な地雷をなくして、そして信管でもって時間的に一週間たてば無力化する地雷を開発した、そしてそれを保有しつつある我が国が地雷をなくせばどうなるかということをやる方じゃないのです。
残存地雷での被害は昔からございまして、ヨーロッパでは、第一次世界大戦のベルダンに、まだ第一次世界大戦当時の地雷が残っております。一九六〇年代までは、独仏で、森に子供が入ったときに地雷に触雷するという事故が多発しておりまして、ヨーロッパでは地雷処理業者という業が成り立つほどでございます。我が国も、不発弾処理また掃海作業を現代までも時々しますが、ヨーロッパは地雷で非常な被害があった、現代もある。
第三期の国際問題に関する本調査会の最終報告におきまして、カンボジア等における残存地雷除去のための協力を強化するとともに、地雷などによる被害者の社会復帰支援のための協力を拡充すること、特に我が国で開発された技術、機械を活用した地雷除去作業の推進に対する支援について検討を進めることを提言いたしております。