2017-04-25 第193回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
日本人の死因別死亡率のトップはがんであるんですけれども、そのがんの効果的な治療を実現するための鍵の一つが、このゲノム情報に基づいた個別化医療の確立にあると思います。そのためには、オール・ジャパンの体制で、膨大なゲノムデータを蓄積し、解析するための情報基盤の整備やゲノム解析研究者の育成など、国家的なプロジェクトとして取り組むべき必要があると考えます。
日本人の死因別死亡率のトップはがんであるんですけれども、そのがんの効果的な治療を実現するための鍵の一つが、このゲノム情報に基づいた個別化医療の確立にあると思います。そのためには、オール・ジャパンの体制で、膨大なゲノムデータを蓄積し、解析するための情報基盤の整備やゲノム解析研究者の育成など、国家的なプロジェクトとして取り組むべき必要があると考えます。
○説明員(田中喜代史君) 先ほどもお答えいたしましたが、我が国におきましては寿命への影響分析を行った研究報告がございませんでして、全体を見ましての研究報告の中では、先ほども申し上げましたが、喫煙と主要死因別死亡率との関係に関する調査というのがございまして、この調査を見てまいりますと、先ほど申し上げましたように、非喫煙者と喫煙者とを比べてみますと、がんの死亡では男性が一・六三倍、女性が丁三六倍と喫煙者
一つは、東京都内の過去十年間に死亡した人の死因別死亡率では、都内三十五カ所の測定局の一キロ圏内の累積粗死亡率が、各死因ともNOxの累積暴露量との関連性が高かった。また、住宅地区より商業地域で各死因ともNOxとの相関が高かった。 二番目に、呼吸器系のがん死亡率と大気汚染物質との関係では、女性の気管支がんや肺がんなどの呼吸器系のがんとNOxとの相関が高かった。
大きな四、死亡調査、過去十年間の死因別死亡率について地域集積性、時間的集積性と環境因子との相関についての調査、こういう大きな四テーマ、六項目にわたるかなり大がかりな調査になっています。しかも三月二十八日の本委員会で私が指摘しましたように、その総合解析の結果は、NO2濃度と有症率などとの間に関連性を認める重要な知見を提供しております。