2015-04-15 第189回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
特に、高等学校における歴史教育については、グローバル社会の中で自国の歴史や文化に対する教養を備えた人間を形成する観点から充実を図る必要があるということ、また、現代的な課題につながる近現代史の学習をより充実させる必要があること、国家、社会の形成者として必要な歴史的思考力を育む必要があること、こういった課題を踏まえつつ、現在、中教審におきまして、高等学校における日本史の必修化の扱いなど地理歴史科の見直しについて
特に、高等学校における歴史教育については、グローバル社会の中で自国の歴史や文化に対する教養を備えた人間を形成する観点から充実を図る必要があるということ、また、現代的な課題につながる近現代史の学習をより充実させる必要があること、国家、社会の形成者として必要な歴史的思考力を育む必要があること、こういった課題を踏まえつつ、現在、中教審におきまして、高等学校における日本史の必修化の扱いなど地理歴史科の見直しについて
学習指導要領を見ますと、日本史は日本史AとBとありますが、日本史Aについては、「近現代史を中心とする我が国の歴史の展開を、世界史的視野に立ち我が国を取り巻く国際環境などと関連付けて考察させることによって、歴史的思考力を培い、国民としての自覚と国際社会に主体的に生きる日本人としての資質を養う。」
そして、歴史的事象を多角的に考察し、公正に判断する能力と態度を育てたり、歴史的思考力を培いまして、国民としての自覚と国際社会に生きる日本人としての資質を養うことをねらいとして行われていることでございます。もう申し上げるまでもございません。 特に近現代史の教育につきましては、従来から、国際理解と国際協調の観点から、調和のとれた指導の充実に努めてまいりました。
たとえば「目標」に、「世界の歴史に関する基本事項を理解させ、歴史的思考力を培うとともに、現代世界形成の歴史的過程と世界の歴史における各文化圏の特色を把握させて、国際社会に生きる日本人としての資質を養う。」とこうあって、その解説の、この目標の一番のポイントは「国際社会に生きる日本人としての資質を養う。」ことが世界史の学習の究極においてねらうものですよと記述に書いてある。
これは文部大臣の領域ですが、私が感じましたことは、たとえば、「わが国の歴史に関する基本的事項を理解させ、歴史的思考力をつちかい、各時代の性格や時代の推移を把握させて、それぞれの時代のもつ歴史的意義を考察させる。」