2016-11-28 第192回国会 参議院 本会議 第14号
トランプ次期大統領の離脱表明は、発効が絶望的となったTPP協定を審議し続ける意義を完膚なきまでに粉砕し、その結果、政府・与党がTPP最優先国会と位置付けてきた今国会を憲政史上類を見ない歴史的大敗北へと転落させてしまいました。このTPP最優先国会大敗北の責任は一体どこにあるのでしょうか。
トランプ次期大統領の離脱表明は、発効が絶望的となったTPP協定を審議し続ける意義を完膚なきまでに粉砕し、その結果、政府・与党がTPP最優先国会と位置付けてきた今国会を憲政史上類を見ない歴史的大敗北へと転落させてしまいました。このTPP最優先国会大敗北の責任は一体どこにあるのでしょうか。
さきの参議院選挙では、自公政権の歴史的大敗北と与野党逆転の実現という国民の厳粛な審判が下されたのであります。 福田総理は、所信において、参議院選挙の結果を、「与党にとって大変厳しいものでありました。」との認識を示されました。さきの参議院選挙で示された民意は、自公政権に国政をゆだねるわけにはいかないとの明確な意思のあらわれであります。
私は、二十二日の委員会で、三月十九日付けの東京新聞で、アメリカのイラクへの最後通告を歴史的大敗北の瞬間であったと書いた記事の意味の重さを感じ取りました。しかし、それは三月十九日、今、数か月たちました。今、数か月たった時点で、我々はイラクの事態を見詰めることができるわけです。