1993-06-18 第126回国会 衆議院 本会議 第34号
もはや国民は宮澤内閣を見限っているのであり、このように国民の信頼を裏切った宮澤総理では、東西冷戦構造の崩壊に始まる歴史的変動の中で、二十一世紀を展望する重大な局面に全く対応できないと断ぜざるを得ません。
もはや国民は宮澤内閣を見限っているのであり、このように国民の信頼を裏切った宮澤総理では、東西冷戦構造の崩壊に始まる歴史的変動の中で、二十一世紀を展望する重大な局面に全く対応できないと断ぜざるを得ません。
歴史的変動の中にある日本の政治について、「今や政治改革こそがすべての変革の出発点であります。」とまで言ったのです。 最近のテレビでは、「ここで政治改革をやらないと日本の議会制民主主義というものは大変な危機に陥りますね。ですから絶対にやらなければならない」「私はやるんです。私はうそをついたことはありませんよ」と国民に大見えを切りましたね。
これは冒頭の、今我々は久しく経験したことのない歴史的変動の中にいるという時代認識や、中ほどの、冷戦構造崩壊後のアジア・太平洋各国との協力関係を過去の歴史に対する反省の上に立って誠実かつ謙虚な態度で接すべきであると述べた認識とともに、施政方針の格調を高め、かつて歴史の反省を説いたワイツゼッカー元西ドイツ大統領や、今変化を語るクリントン・アメリカ大統領演説を思わせるものがあります。
○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 何百年に一度という歴史的変動の中にあって、我が国の国際環境あるいは国民意識は大きく変化をいたしております。我々は、この時代に対応した変革をなし遂げ、新たな発展の礎を築かなければなりません。これに関連いたしまして、大内委員長から、新しい時代に向けて新しい政治が目指すべきものとして、四つのポイントをお挙げになりました。いずれも時宜を得た御指摘と思います。
(拍手) 歴史的変動の中にありまして、我が国をめぐる国際環境あるいは国民意識は、御指摘のように大きく変化をしつつございます。そうして、このような変化は、戦後我々が長い間築き上げてまいりましたこの経済社会システム全体の変革を迫るような種類のものであると考えておりますので、そのような場合のリードは当然政治が務めなければならないと考えます。
○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 石田委員長から、今、我々が何百年に一度という歴史的変動の中にいる、そういう御認識のもとに、我々として、今考えるべき幾つかのキーワードと言われましたが、そういう御指摘がございました。 基本的には、言われますことにまことに同感でありますが、まず第一には、我が国が軍事的にも経済的にも覇権を求めないということでございます。
今、我々は、久しく経験したことのない歴史的変動の中におります。 東西間の冷戦の時代が終わり、歴史の流れは大きく平和へと転じました。しかしながら、このことは、国際社会に新たな平和秩序の構築という重い課題を投げかけるとともに、我が国の外交を取り巻く環境にも、また国際社会における立場にも大きな変化をもたらすものとなりました。
今、我々は、久しく経験したことのない歴史的変動の中におります。 東西間の冷戦の時代が終わり、歴史の流れは大きく平和へと転じました。しかしながら、このことは、国際社会に新たな平和秩序の構築という重い課題を投げかけるとともに、我が国の外交を取り巻く環境にも、また国際社会における立場にも大きな変化をもたらすものとなりました。