1954-04-15 第19回国会 参議院 文部委員会 第21号
歴史学研究会委員会におきましては、政府の意図とする政策を思い通りに遂行するために、それを批判する一切の行為を、教育活動から除去しようとするところに重点がある。 都立大学人文学部教授会は、政府は教育の政治的中立の維持を立法の理由としているが、このような立法こそ却つて教育の中立を侵し、民主的な憲法の擁護と人権思想の普及とを目指す教育の根本精神を破壊するものである。
歴史学研究会委員会におきましては、政府の意図とする政策を思い通りに遂行するために、それを批判する一切の行為を、教育活動から除去しようとするところに重点がある。 都立大学人文学部教授会は、政府は教育の政治的中立の維持を立法の理由としているが、このような立法こそ却つて教育の中立を侵し、民主的な憲法の擁護と人権思想の普及とを目指す教育の根本精神を破壊するものである。
「自己の意見として現実に日本において革命が行われることの正当なことや、あるいは必要なことを主張した文書を印刷し、その印刷物を受取つて頒布したりするようなことは、一切この罰則に触れる行為である」、こういう御説明があつて、例えば歴史学或いは政治学を取扱つておられる学者のかたがたが西欧の歴史を書けば、これはフランス革命の必然性にも触れなければならないし或いは人権宣言の内容にもこれは触れなければならない、或
この正当性、必要性という言葉は、日本において内乱が実際に行われ又行うことの正しいこと、或いは必要なことというだけの意味でありまして、これを社会学的な意味から、或いは歴史学的な意味からお解きになる場合もあるだろうと思いますが、要するに正しいこと必要なことというだけの意味でございます。
たとえば民主主義科学者協会と歴史学研究会、教員組合とが連合してつくつた歴史教科書というもの、は、これは当時の水準から申しまして、科学的に最もりつぱなものであり、これ以上科学的なものはできないとさえ当時考えられていたようなものがパスしなかつた。
たとえばこの前の歴史学に関する教科書の場合のように、最もすぐれておる学者を持つておる諸団体が、そのすぐれておる人たちをさらに選択して、十分会議検討した上でつくつたようなものがパスしなかつた、こういうところに問題がある。こういう場合に、正しいということを判断するのは、やはり科学者でなければならぬと思う。
それからたとえば歴史学についてはこういう人の講義も聞いている、あるいは文科についてはこうだ、英語についてはこうだ、皇太子殿下はアメリカのある方からアメリカへ行きたいかイギリスヘ行きたいかと聞かれたとき、イギリスへ行きたいと言われたということが新聞に出ておつたのを私は覚えておるのですが、これは私は非常に興味を持つて聞いておる。
○国務大臣(天野貞祐君) あの費目では教育学とか、歴史学とか、油学とかその他さまざまの学問についてアメリカの学者の意見を聞こうというわけでございます。
私は歴史学を專攻しており、今日もその学問に没頭しておるわけでありますが、そういう立場から見ますと、従来国宝、重美、あるいは名所旧跡に説明されておる立札というものが、幾世代も前の人たちが伝説の中から——ある部分は伝説的なものが非常におもになつてその説明の内容になつておるわけであります。
○政府委員(岡咲恕一君) 参考資料としましてお手許に多分お配りいたしておるかと存じますが、大学基準協会におきまして大学教育基準というものを定めておりますが、基準協会の基準によりますと、一般教養科目として人文科学関係、その他社会科学関係、自然科学関係と三つに分れておるのでございますが、人文科学において歴史学、人文地理学、或いは心理学、或いは社会学という科目もございますが、社会科学関係においては政治学、
一般に参考書として使用せしめているということでありましたが、この「くにのあゆみ」なるものがどのようなもので、あるかということについては、これは歴史の学問に少しでも身をゆだねている人ならば、すぐはつきりするように、非常に非科学的なものであつて、教科書としては將來の日本の國民の歴史教育の上から絶対に許さるべきでないということにつきまして、これを絶版にするか、教科書として完全に廃止すべきであるということを歴史学研究会及
○渡部委員 その点私非常に不満でありますが、それは一應別としまして、当時歴史学研究会、民主主義科学者協会の歴史部会、この二つの團体が共同研究をしまして、共同の歴史教科書の編纂委員会をもちまして、ここで科学的な歴史教科書を檢定に出したわけであります。
○岡咲政府委員 試驗科目の経済学を選ばないと、経済学の根本的な理論というものを学生はなかなか理解しないだろう、のみならず、よき法律家になるためには、経済学の基本理念というものについても、法律と同樣によく通じるべきであるというような御意見は、一應ごもつともと考えるのでありまするが、重ねて申し上げて恐縮でございまするが、経済学あるいは政治学、心理学、教育学、歴史学といつたようなものは、一般教養科目の中に
○岡野説明員 おつしやる通りでございますが、しかしたとえば歴史学と申すものもなかなか廣いわけでございます。國史、西洋吏、東洋史、これが相当の研究者がおるわけでございます。また文学と申しましても、これは國文学、英文学、ドイツ文学、フランス文学、イタリア文学、ロシア文学というふうに文学の中にもたくさんあります。
○岡野説明員 第一部の分け方が一番御疑問が多いことかと存ずるのでありますが、たとえば東京大学のごとき、文学部を例にとつて申し上げますと、從來は教育学、社会学、心理学、西洋歴史学、東洋史学、倫理学、宗教学と細分しておつたわけであります。