1990-03-26 第118回国会 参議院 予算委員会 第3号
一般会計歳出補正の修正につきまして申し上げます。 歳出の修正は以上の考え方に基づき、まず第一に、本補正予算に新規計上されている中小企業金融公庫出資金等五政府関係機関及び一政府出資法人への出資金並びに追加計上の国立劇場出資金等二政府関係機関及び一政府出資法人への出資金の合計千五百六十一億円を削除することといたしております。
一般会計歳出補正の修正につきまして申し上げます。 歳出の修正は以上の考え方に基づき、まず第一に、本補正予算に新規計上されている中小企業金融公庫出資金等五政府関係機関及び一政府出資法人への出資金並びに追加計上の国立劇場出資金等二政府関係機関及び一政府出資法人への出資金の合計千五百六十一億円を削除することといたしております。
本補正における隠れ借金の返済など将来の財政健全化に向けた額は約二兆八千億円で、歳出補正額の二分の一近くに及んでおります。この額から見て税収増による放漫化を回避し、財政基盤強化を念頭に置いて編成が行われたことは明白であり、私はこの点を何より高く評価いたしたいのであります。また、借金の返済は政府への信頼性を確保することにもなり、この面から見ても好ましく思います。
以上の歳入歳出補正に伴う財源不足額一兆三千六百六十億円につきましては、建設公債三千四百七十億円、特例公債一兆百九十億円の追加発行を行うことにしております。 以上により、昭和五十二年度一般会計第二次補正後の予算の総額は、歳入歳出ともに二十九兆三千四百六十六億円となります。
しかし、これを歳出補正、増額補正というふうに受け取るのには、どうも私はためらいがある。何しろ大赤字が出ているのですから、穴のあいている大赤字を出しておきながら積極的な増額補正と呼ぶことができるかどうか。一体これは増額補正であるか減額補正であるか、それともまた、新しいものを考え出されたのであるか、どれですか。
お話の中に出ておりましたけれども、私は正直に言いまして、税収不足を、一兆円程度だ、こういう新聞の見方がありますが、そうすると、これから給与改善だの食管繰り入れだのという、相当大幅な歳出補正というものを考えますと、新聞で言われておるような二兆円程度のものというものが、本当にこの歳入欠陥という問題の焦点になるのであろうか。
この歳出補正に七百三十億の食管会計への繰り入れが計上されております。私は、米の買い入れ追加そのものを云々しようとは思いませんが、当初予算よりも五十万トンもの大幅な追加をしなければならないということ、つまり、初めの買い入れ高の押え方があまりにも大ざっぱ過ぎたという点に問題があると思うわけでございます。それを、あたかも当然のごとく平然と行なわれる態度に許しがたいものを感じます。
本案には、歳出補正に七百三十億円の食管会計繰り入れ、すなわち米の買い入れ増加経費が計上されております。これは、当初の見込み以上に米の増産があったから、食管制度のたてまえとして当然に補正すべきであるというのが政府の意見でありましょうが、国内米の買い入れ数量について、当初予算では六百五十万トンと予想し、今回は七百一万トンと改定しておられます。すなわち、五十万トンという大幅な見込み違いであります。
本案には、歳出補正に七百三十億円の食管会計繰り入れ、すなわち米の買い入れ増加経費が計上されております。これは、当初の見込み以上に米の増産があったから、食管制度のたてまえとして当然に補正すべきであるというのが政府の意見でありましょうが、国内米の買い入れ数量において、当初予算では六百五十万トンと予想し、今回は七百一万トンに改定しておられます。すなわち、五十万トンという大幅な見込み違いであります。
それならば初めから一切の歳出補正要因、それから一切の収入の面での補正要因とでも申しましょうか、そういうものをさらけ出して、そうして総合予算主義のもとに最初から大っぴらに適正な予算規模というものを打ち出していく。こういうことがフェアであり、また合理的である、こういうふうに思います。
これも補正を組まないのか、歳入補正がどうなるのか、歳出補正にいたしましてもいわゆる米の買い入れ八百万トンが九百六十万トンにふえた。この程度ならば生産者米価八%上げたとしてやりくりがっくのだという大蔵大臣の説明でございますが、はたしてそうなのかどうか。
そういうことを考えますと、大ざっぱに言いまして千億円をどのくらい出ますか、私はそうたくさんは出ないのじゃないかというふうに思いますが、いまどのくらいの歳出補正要因があるかということは的確には申し上げにくい、こういう現状でございます。
そういう歳出補正要因に対しまして、歳入面では、ただいま予備費六百億円を持っておるというだけでございまして、まことにこれは頭の痛い問題ではありますが、しかし、歳出補正要因をほうっておくわけにはいかない、何らかの措置を講じなければならぬわけであります。
一方、借り方の歳出補正の項目は、公務員の給与改善、災害対策、米価改定に伴う生活保護、児童保護費等、さらに義務教育、保険の助成、遺族、留守家族援護等に代表される義務的経費の不足補てん、拿捕漁船乗り組み員への給付金等の日韓国交正常化に伴う経費、あるいはまた、中小企業信用保険公庫への出資金などでございまして、一部の方の心配されるような巨大資本の擁護などということは、その気配すらないことが明らかであります。
反対の第二の理由は、歳出補正で重要であり、緊急な不況対策予算を何一つ計上していない点であります。歳入補正で財源難ならば、行政事務費の節減、急を要しない事業予算の実施繰り延べ等、既定歳出予算の組みかえを行なうべきであって、政府は、このような点について何らの配慮もいたしていないのであります。まことに政治判断の貧困、政治努力の怠慢と言うのほかはありません。
私ども民社党は、政府案の歳出補正の唯一の内容であります国際通貨基金及び国際復興開発銀行に対する出資増額約二百十五億円につきましては、もとより異論はありません。しかしながら、その財源となる政府案の歳入補正を見ますと、私どもはりつ然とせざるを得ないのであります。今回政府案が補正財源としておるのは、日銀保有の金の帳簿価格の再評価並びにインベントリーの一部の取りくずしであります。
昭和四十年度は、医療費赤字処理、農業用ガソリン税負担引き当ての新規予算の計上、生産者米価の引き上げ、公務員給与のベースアップ、IMF増資に対する出資金負担など、現在すでに歳出補正必要額は一千億をこえているはずであります。政府は、参議院選挙が済めばこれらの財源確保に苦労しなければならないのは目に見えておるのであります。おそらく政府の方針は、財源がないから何もできないとの消極方針でありましょう。
昭和四十年度は、医療費の赤字処理、農業用ガソリン税の負担引き当ての新規予算の計上、生産者米価の引き上げ、公務員給与のベースアップ、IMF増資に対する出資金負担など、現在すでに歳出補正必要額は一千億円をこえるはずであります。政府は、参議院選挙が済めば、これらの財源確保に苦労しなければならないことは目に見えております。おそらく政府の方針は、財源がないから何もできないとの消極方針でございましょう。
政府は、この要望にこたえるために、少なくとも中小企業の関連倒産を防止、救済するための手形融資の金を、一般会計歳出補正として最低五百億円は見込むべきでございましょう。政府は、過日のわが党今澄勇氏の質問に答えてか、不況にあえぐ株式市場救済のために、日銀をして日本共同証券に一千億円の直接融資を行なわしめると聞いております。まことに大勇断でございます。
以上の歳出補正に当たる財源は、租税及び印紙収入の増収分でまかなうことになっております。補正後の一般会計の規模は、前回の補正を合わせて当初予算よりも二千六十八億円増の三兆五百六十八億円となります。これはわが国経済の実態に即応したところの適正なる予算額であると考えるのでございます。
第二次補正は主として政策的な歳出補正でありましたが、今回の補正は義務的経費や既定費の不足補てんが主でありまして、政策的補正としては産投会計への三百六十億円の繰り入れ並びに国鉄に対する融資であります。 わが党は、政府案のうち、義務的経費十二項目、既定経費のそれぞれの不足補てん並びに不用額の削減の一項目については、これを是とするものであります。
御承知のとおり、前回の補正は、主として公務員給与の引き上げ、食管会計と農業共済会計への繰り入れ、災害復旧費の追加、並びに国鉄と電電公社に対する追加融資等、政策的な歳出補正であったのでありますが、今回の補正は、義務的経費や既定経費の不足補てん、政策的補正としては、わずかに産投会計へ三百六十億円の繰り入れと国鉄に対する融資であります。