1954-06-29 第19回国会 参議院 農林委員会 閉会後第2号
節約の程度、つまり歩溜りがどのくらいになるかによつて多少の調節は加えなければいかんと思いますけれども、今のところは一律にやる以外に方法がない、こういうふうに考えております。
節約の程度、つまり歩溜りがどのくらいになるかによつて多少の調節は加えなければいかんと思いますけれども、今のところは一律にやる以外に方法がない、こういうふうに考えております。
これは制度の欠陥なんだから、その制度の欠陥をみんな消費者が負担しておるのだから、これは私は速かに、根本的な検査の特例を設けるとか、その他歩溜りについての別途案を立てるとかということをしてもらわないと、これは消費者の声として必ず起つて来ますよ、もう時期の問題です。いつ起るかという問題です。
そうしますと、その間に今度はどんどん自由になつたものでございますから、その政府の手持の歩溜りが七八%という規格があつて、かなり黒い小麦粉であつたのです。製粉会社はその間にどんどんこの歩溜りを落してそうして精製小麦を作つて行く。九月までに処分未済の分が二万トンほどだつたらしい。その頃では一般市販には真白い小麦粉が出ている。政府の持つているものとは随分格が違つて来ているわけです。
こういうことで目下各地区におきまして標準品をとり、そしてそれを製品化して歩溜り等を調整いたしております。本法案が可決になりますと、直ちに公示しまして、大体周知徹底の期間も必要かと思いまするから、まあ一週間以内、できれば五日くらいのうちにこれを決定いたしたい。規格を決定して実施いたしたい。