1959-09-16 第32回国会 衆議院 農林水産委員会甘味資源に関する小委員会 第2号
これによって何%の歩引をしたかということはすぐわかりますよ。だから、そういうことはほんとうに調べるつもりならすぐわかります。ちゃんとみんな農家が伝票を持っているんですから。その点に問題があるということが一つ。
これによって何%の歩引をしたかということはすぐわかりますよ。だから、そういうことはほんとうに調べるつもりならすぐわかります。ちゃんとみんな農家が伝票を持っているんですから。その点に問題があるということが一つ。
しかし、今農民と会社との間に、歩引がひどかったというので歩引料のことで各地で問題の話し合いをしまして、今七%の修正をいたしております。ここに、ある農家の伝票がありますが、この農家の伝票では、昭和二十五年は歩引が九%です。それから三十一年度は八%の歩引です。ところが、三十二年度、三十三年度の芝浦の歩引は二〇%、二二%、こういうひどい率になっております。
その検討するためには、突如として芝浦になったからそういうふうに歩引がひどくなったかどうかということは、過去の趨勢を見る以外にないのであります。過去の趨勢から見ると、今のような点をすぐ明快に解明することはできないということでございます。はっきりどっちかに断定することはできない。
そうなりますと、今度はパチンコ屋は一般小売人から買うよりほかに途がありませんので、只今お話のようにいろいろとパチンコ屋に売りたがつている小売屋さんもあり、又小売屋さんのうちで相当売上げの多いのはパチンコ屋に売つているという実情でありまして、何にしてもそこで歩引をされることは誠に困ることでありまして、やはり専売品でありますれば、これはそういうことのないように、小売は小売の値段で売つてもらう。
パチンコ屋に渡りをつけて多量に買つてもらう、即ち幾らか歩引をしてやるといつたようなことが実際問題としてあるようなんです。そこで考えまするに、これはパチンコ屋に限らんのですが、ホテルとか或いは多数の客が来集するような部面には、小売人に対するほどでないまでも、幾らか歩引をしてやるのが当り前じやないか。公社とは言いますが、嗜好品の販売を業とする公社なんです。
それは、卸売機関の協会長を矛つておられた寺田さんが大臣に善後措置としまして取敢えず実施の期日を三月延ばしたい、そうして年末まで五厘の歩戻し、歩引をやる。こういう話をして来た。それで大臣もこれに肯かれたというような話を私は聞いたのでありまするが、その点があの記事になつたのではないかと推定しております。