1963-02-20 第43回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第4号
先日も武蔵野学園という少年院と同じようなものですが、テレビを見ておりましたら、その学校の校長さんの教育方法が詳しく出ておったのです。その校長さんの言うには、そういう特別な子供たちを教育するにはなかなか苦労が要るわけでしょうが、その人が簡単に教育方針を表明するのに、情緒の栄養を与える。この情緒という言葉が適切な言葉かどうか知りませんが、その校長さんは情緒という言葉を使っておりました。
先日も武蔵野学園という少年院と同じようなものですが、テレビを見ておりましたら、その学校の校長さんの教育方法が詳しく出ておったのです。その校長さんの言うには、そういう特別な子供たちを教育するにはなかなか苦労が要るわけでしょうが、その人が簡単に教育方針を表明するのに、情緒の栄養を与える。この情緒という言葉が適切な言葉かどうか知りませんが、その校長さんは情緒という言葉を使っておりました。
殊に赤線区域の中で育ちました子供らの問題、その周辺におります子供らの教育上の影響、或いは風紀の問題、青少年の問題等につきましては、いろいろな統計も出ております通りでございますが、最近に皆様もさぞ御心痛だと思つておりますが、十二になる赤線区域の子供が武蔵野学園で首を吊つて死にました。
大体以上が説明の大略でございまするが、そのほかにお手許の資料ではあとのほうに載つておりまするが、国立教護院武蔵野学園に要する経費と、それから国立の肢体不自由見の施設に要する経費、二つがあとのほうに出ております。いずれも特別御説明を加えるところはないかと存じます。甚だ簡單でございますが説明を終ります。
國立は埼玉縣にあつて、武蔵野学園で百名收容する。ここには特に悪質のものを入れている。大部分は都道府縣のもので、私立としては北海道と神奈川にある。都道府縣の教護院の職員は、待遇官吏の身分をもつ。