1958-11-04 第30回国会 衆議院 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号
○辻(政)委員 西日本海事工業というインチキ会社を御存じでしょうが、社長は武岡賢、この人がアメリカ軍から引き継ぎを受けて、そして役人と結託して、簡単に引き揚げられるものは引き揚げておる。遺骨は揚げても売れないから、高く売れる鉄だけを引き揚げて、そして英霊だけはあと回しにしておる。私はそういうふうに見ておる。
○辻(政)委員 西日本海事工業というインチキ会社を御存じでしょうが、社長は武岡賢、この人がアメリカ軍から引き継ぎを受けて、そして役人と結託して、簡単に引き揚げられるものは引き揚げておる。遺骨は揚げても売れないから、高く売れる鉄だけを引き揚げて、そして英霊だけはあと回しにしておる。私はそういうふうに見ておる。
○辻(政)委員 西日本海事工業社長の武岡賢という人は、業務上横領で有罪になった人だ。そうすると、大蔵省の御意見は、この民事裁判が決定しなくても、もはや、こういうものは相手にせずに、入札処分しようというお考えを持っているのですか。
戦艦陸奥を引き揚げましたのは日本海事株式会社の社長武岡賢であります。この人が業務上横領罪として起訴された。それは軍艦の中にある鉄材の引き揚げてはならぬものを引き揚げて売り飛ばしたというので業務上横領罪となった。ところが、当時引き揚げの許可権を国の代表をして持っておりました山口県知事と武岡氏との契約の中には、鉄類の引き揚げが許可になっている。
山口地方検察庁は、本年四月十五日、西日本海事工業社長武岡賢に対し、業務上の横領罪で起訴しておりますが、大蔵省、建設省、山口県当局は、損害の共同調査を遂げ、西日本海事工業に対し求償すべき責任があるというのが、本委員会の結論の一つであります。
昭和二十七年三月二十四日 広島市宇品町三十八 西日本海事工業株式会社出張所 社長武岡 賢 広島市宇品警察署長殿 こうあつて、会社印を押してあり、宇品警察が二十七年三月二十四日に、永野という受付の巡査が受付けた判を抑してあります。本文はこう書いてある。
なお本日午後出頭を求めておりました武岡賢証人は、本会議の都合により時間も遅くなりましたので、明二十七日午前十時に出頭するようはからいたいと思います。さよう御了承願います。 本日はこれにて散会いたします。 午後六時五十二分散会