2003-03-24 第156回国会 参議院 予算委員会 第16号
○齋藤勁君 国連のアナン事務総長、そしてブリクス査察委員会の委員長は、今回の武力行使決議、武力行使に至ったときに沈痛な会見をされていましたね。引き続き査察を続けたかったと、こういう会見をしております。 日本の国是であります平和主義や国連中心主義というのは、これは崩壊したのではないかという、先ほど国連の強化のやり取りが出ましたけれども、別にそのことについての見解に異論を唱えるつもりはございません。
○齋藤勁君 国連のアナン事務総長、そしてブリクス査察委員会の委員長は、今回の武力行使決議、武力行使に至ったときに沈痛な会見をされていましたね。引き続き査察を続けたかったと、こういう会見をしております。 日本の国是であります平和主義や国連中心主義というのは、これは崩壊したのではないかという、先ほど国連の強化のやり取りが出ましたけれども、別にそのことについての見解に異論を唱えるつもりはございません。
しかし、もしそこで国連加盟諸国民の代表が武力行使決議を否決したのであれば、大アメリカといえども兵を引くべしというのが自由党の立場である、考えであるということを申し上げて、私の質問を終わります。
それにもかかわらず、安全保障常任理事国になった場合は、この間の湾岸戦争のようなことがあった場合は武力行使決議をしなければならない、こういう問題がありますと、日本としては行動できなくなるわけですね。
この武力行使決議は、まさにブッシュ大統領がこのように言っている米軍の軍事行動を容認するものであり、国連の平和的解決の原則に違反したものであって、絶対に容認できないものであります。この決議を根拠に武力行使は絶対に行ってはならないということを私は強く主張いたしたいと思います。 こういう米軍に対して、政府は巨額の資金を提供いたしております。
私は、国連平和協力法案が想定したような武力行使決議の実効性確保のための政策ではなく、むしろこの決議を契機にしたイラク・クウエート問題の平和的解決のために、我が国が独自外交を積極的に展開すべきであると思います。 アメリカの国務長官とイラク外相との相互訪問による直接対話が合意され、イラク政府による人質の全面解放が決定されました。これは平和解決に向けての明るい材料として評価できると思います。