1987-05-23 第108回国会 参議院 環境特別委員会 第2号
これは武内教授が指摘していますが、水俣地域ではまず過去の濃厚汚染を受けている、それから、一日の平均摂取量が水俣漁民では二・三倍多いということを考慮するとメチル水銀で〇・一ppmぐらいまでではないか、〇・三は危ないんだと、こういう指摘もされていますが、あわせてお答えをいただきたいと思うんです。
これは武内教授が指摘していますが、水俣地域ではまず過去の濃厚汚染を受けている、それから、一日の平均摂取量が水俣漁民では二・三倍多いということを考慮するとメチル水銀で〇・一ppmぐらいまでではないか、〇・三は危ないんだと、こういう指摘もされていますが、あわせてお答えをいただきたいと思うんです。
それからもう一つは、四十七年から四十九年の二年間でしたか、熊大の武内教授、この人はもともと宮川教授と同じように水俣病発生当時から手をつけた人ですよ。
武内教授であります。それから「表現の問題としても」自民党さんの方の「やや強過ぎる」表現だ、こういうようなことを言っている学者もおるのであります。それと同時に「いろいろ詳しく説明したのに、その他の部分では正確に書かれていながら結論だけが誤っているのは極めて残念だ」こう言っている学者もおるわけであります。
これは梶川教授あるいは武内教授がこれを立証しているわけです。それじゃ中毒学の方から見ると、たとえばメチル水銀のような、そういう因果関係があるかというと、これは喜田村教授が否定しておられる。それから、それじゃ動物実験でそういうことがあるかというと、これはさっきも質疑で明らかになったように、再現されないのですよね。
それから武内教授という方が、「日本臨床」これは昭和四十八年の六月号でありますが、ここで所見を述べておられる。それから梶川教授という方、この方は病理の方のようでありますが、病理学的にいろいろ所見を述べておられるのです。
特に最後に言われた、審査会から武内教授がはずれておるのは武内先生みずから言われたことだというお話がございましたけれども、そんなことはないですよ。私はことしの九月に武内先生とお会いしまして聞いたのですが、決してそういうことではない、何にも話もなくはずれたと武内さん自身が言っているのですから。
たとえば熊大の武内教授は委員会のメンバーにされておりましたけれども小委員会からはずされております。そして水俣病問題の病像を狭く限定する考えに立つ黒岩教授、この人が入ってきております。審査会のほうでは武内教授がはずされております。環境庁や県のこうしたやり方が一番問題だと私は思うのです。これが患者や住民の不信のもとになっておると私は思うのでありますが、いかがでありましょう。
○説明員(橋本道夫君) 武内教授は新しい委員にはならないということをおっしゃっておられて引かれたわけでございまして、私は、新しい認定審査会はあくまでも公正にやるべきことであるというぐあいに考えております。新しい認定審査会が曲がったことをやるというような先見的な考え方は持っておりません。
○小平芳平君 ただいま武内教授は今回入っておりませんね、この結果、どういうふうなことが起きると思いますか。
この点につきましては金沢大学の武内教授が、四十六年でございましたか、研究発表におきまして、イタイイタイ病という問題につきまして、じんと骨の所見があらわれてくるこの病気の発生機序について、ほかの原因がすべて否定されたとしても、重金属であるというようなことになったとしても、カドミウムであるという断定をすることには問題があるということでございまして、完全否定の形ではございませんでしたが、断定することに問題
○角屋委員長 ただいまの林委員の申し出の点については、本件について第六十八国会の際に、昭和四十七年五月二十五日の委員会において金沢大学武内教授以下八人の参考人を呼んで意見聴取をしたことがございます。今日の時点で、さらにお申し出のとおり参考人を呼ぶかどうかについては、理事会で御相談をいたしたいと思います。 木下元二君。
学説の対立については、どこでどういうふうな論説があるのか十分わからないわけですが、たとえば裁判中に被告の証人として出られた金沢大学の武内教授が、これは専門者であるに違いないわけですけれども、しろうとである弁護士に太刀打ちができなくて、ぶざまな姿で、裁判長から、もうそれでいいじゃないかということばさえも出るような状況になられたわけですが、この中で、現地へ行ったことがないとか、それからたとえば神通川流域
去る五月二十二日、熊本大学医学部の武内教授によるところの有明海域における第三水俣病患者が発見されまして、そしてそれが発表されてから魚の売れ行きが非常に低下した。加えて厚生省から水銀、PCBの汚染魚の基準が発表された。それが国民の一種の誤解を招いたのか、また発表のしかたが悪かったのか、その後、国民の不安にこたえてまた厚生省が訂正の安全基準を発表した。
それからもう一点、非常に論争になりますポイントは、熊本大学の武内教授がおっしゃっておられます加齢性の、遅発性の水俣病、慢性の病気であって、慢性の水銀中毒と老人性の変化と、その境目のようなもので、いずれの側にとるかというようなところ、これは非常に研究領域のことです。
そして、その臨床の結果を踏まえて検討委員会で一つの、これは徳臣教授のところでいろいろと精密な検査をされたわけですが、徳臣教授ばかりでなしに、熊本大学の第三水俣病を指摘された武内教授もそこにおったわけです。
海上における検体採取については、熊本大学武内教授の御協力をいただきました。 調査の結果、感じたことを一言で言いますならば、当地域における水銀汚染の問題は、地域の社会的経済的生活に広範かつ深刻な衝撃を与え、大きな混乱を生じているのであります。したがって、これに対する中途はんぱな対策では、この深刻な事態を解決することは困難であります。
先般の環境庁における健康調査分科会、それは武内教授もその中に加わっておるわけですから、私は正直な感じが、現在の段階では水俣病とはいえないという報告を聞いて、よかったなあと思ったんですよ、実際は。みなやはり水俣病でないという診断を受けるというまでは、本人にとってもたいへんに不安があるわけですからね。
武内教授が診断されたらそれでいいんじゃないでしょうか。そんな線引きだの指定地域だのというのは、私たち人間の健康をあずかっている者からいえばそれで十分だ、そう思います。ですから、行政が人間を何か規制していくとか、法律が人間を規制していくんじゃなくて、人間からすべてものを考えてもらえば、それで済むことだと私は思うんですがね。
○白木参考人 この問題につきましては、私この前の委員会でだいぶ意見を述べておりますものの繰り返しになるかもしれませんけれども、私はこの前に申し上げた場合には、有明海はさておき水俣湾、あそこは非常に魚の汚染度が高いわけでありまして、マグロ並みの水銀を持っておるわけですが、武内教授もすでに指摘しておられますように、あの沿岸の中では新しい患者が少しずつぼつぼつ出ている、これは非常に重要視しなければならないのだということを
これはもちろん、私は決して、ほんとうに武内教授を恨んでいるわけじゃない。
しかしながら、この委員会の中には、当該熊本大学の武内教授も入っていただきまして、当面議論が進みまして、御指摘のように、暫定的でも基準を示さなければならない時点でございますので、暫定基準として示したわけでございまして、したがいまして、私どもといたしましても、これまで水銀が認められるという量でございませんで、少なくとも衛生上の立場から申しますれば、人工汚染によります水銀量というものは、ゼロであるというのが
人体に影響がないという、その許容量を越え、魚が汚染されるという事態が起こってまいりまして、そして熊大の武内教授の第二水俣病、第三水俣病というのが発生する。追っかけるように厚生省は、基準量というのを大臣御承知のとおり、たとえばアジの場合は十二匹以下はいいのだと発表したのですね。
これにこたえるべく前後して発足しておりました魚介類の水銀に関する専門家会議、武内教授あるいは椿教授等々世界的な水銀中毒に関する専門家、権威者の方々にお集まりいただきましたこの専門家会議に非常に御無理をお願いいたしまして、それこそ最終的には連日連夜といったような形で御審議をお願いいたしました。実に膨大な資料を背景といたしまして、そしてまとめた。
熊本大学の武内教授の話を聞きますと、たとえば脳神経だとかあるいはいろいろな専門家を集めて、そしてこれとこれとこれであるんだという環境庁の認定の基準が出ておりますが、それだけやればちゃんとわかるんです。ただ、要は人員がないのですね。手がない。
今回のチッソの判決、それから武内教授の発表、その後一連の事件を通じてみましても、やはりそういった問題が方々に見られるわけであります。ところが現実には被害がたくさん出ておる。
五月二十二日に、熊大の武内教授を長とする水俣病の研究班が第三の水俣病の発表をいたしました。それから約一カ月以上を経過したわけでございますが、すでに政府も御承知のとおりに、有明海沿岸だけでなしに日本全国といっていいぐらいに、漁民がまさに死活の問題に追い込められておるわけでございます。
まあそれは大学自体がやることで、文部省は関知しないといえばそれまでなんですが、それくらいのことは、いまの時節でございますので、大臣は研究をしておるというような話を聞くならば、一体その仕組みはどうだ、金はどうだ、金だって前に武内教授その他には出してありますね。私もそれは聞きました。しかし、この研究調査のためには熊本県から一千三百六十万出してもらった。それだけで研究がなされておる。
私はあそこへ視察に参りましたが、ほかの人と一緒にいろいろな視察をしましたが、特にその間に熊本大学の武内教授にこの研究についてのいろいろな苦心談を聞かしてもらったのです。ということは、御承知のようにあの人が発表したために、有明海、八代海、あそこの漁民はいま全部手をあげております。学者が研究してその研究を発表したために、どのくらいの数か知りませんけれども、漁民は魚をとることが不可能になってきておる。
○小林(信)委員 私は全然ほっておかれて、熊本大学の先生の自主的なものだけでもってあの研究がなされたくらいに思っておったわけですが、武内教授からも年々この研究の基礎となるいろいろな研究費は文部省からもらっておりましたということと、それから文部省を私は疑ったわけじゃないですが、一体これに対して文部省はどんな態度をとっておりましたかということも聞いたのですが、ただ一言、文部省は従来から大学の研究に口をはさむようなことはありません
現在までの七十日説から、武内教授は二百三十日説をとられておるわけですけれども、これがもし二百三十日説が正しいということになれば、こういった基準は全部変わってくるはずですが、もし二百三十日説が正しければそのようにまた訂正、計算も変えなければならないと思いますが、そういうことになりますね。
去る五月二十二日、熊本大学武内教授らによる「十年後の水俣病に関する疫学的、臨床医学的ならびに病理学的研究」が発表され、この研究によれば、従来の水俣地区以外にも、有明町に十名の水俣病と区別し得ない症状を持った患者が発見されました。その後、徳山にも水俣病類似患者があると報道されて以来、単に八代海、有明海、徳山湾のみならず、全国的に魚は水銀に汚染されているのではないかとの疑惑が広がった。