1980-11-14 第93回国会 参議院 本会議 第9号
戦後、わが国における審議会、調査会制度は、行政の民主化または官僚行政の打破という観点から行政委員会制度の採用と並んで重視され、現在、政府に二百を超える審議会等が乱設されているのでありますが、しかし、他面では審議会制度に対する一般的世評はすこぶる悪く、隠れみのとかトンネル機関とか、その欺瞞的性格を強調する見解もかなり一般化していることもまた事実であります。
戦後、わが国における審議会、調査会制度は、行政の民主化または官僚行政の打破という観点から行政委員会制度の採用と並んで重視され、現在、政府に二百を超える審議会等が乱設されているのでありますが、しかし、他面では審議会制度に対する一般的世評はすこぶる悪く、隠れみのとかトンネル機関とか、その欺瞞的性格を強調する見解もかなり一般化していることもまた事実であります。
ここには社会保障軽視の思想が露骨にあらわれ、総理の唱える日本型福祉社会の欺瞞的性格が如実に示されておるのであります。八〇年代を前にして、ウサギ小屋に住む働き中毒と批判されるわが国の現状は、社会保障の立ちおくれの克服を迫っております。新計画の中に、公共事業計画と同様、社会保障部門別の長期計画を策定し、調整のとれた総合的な施策を推進すべきであると思いまするが、総理の御見解を伺います。
そうでなければ、国民をごまかすために、当初予算は少なくして、政府や大資本に都合のいい補正を少しずつ水増しいたしまして、結局は過大な予算にすることも可能でありまして、今回の補正における産業投資資金繰り入ればまさにその欺瞞的性格をはっきりと示しているものであるということを指摘いたしておきます。
それは、政府の重大な憲法違反と欺瞞的性格についてであります。まず第一に、賠償問題をめぐっての岸内閣にからまる汚職の疑いについてであります。現在の賠償協定は、相手国が日本の国内業者と任意に随意契約を結び、これを日本政府が賠償計画に組み入れて認証を与えていくという仕組みであります。
それは、政府の重大な憲法違反と欺瞞的性格についてであります。 その第一は、賠償問題をめぐっての岸内閣にからまる汚職の疑いについてであります。