2003-04-15 第156回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
今、大臣から名前が出ましたフィシュラー欧州農業担当委員は、現在、EU共通農業政策の改革に取り組んでおり、七月まで新ラウンドでは身動きできないというふうに報道されております。そうなりますと、七月から九月にメキシコで開かれる閣僚会議までの間が正念場となるということが予想されるわけであります。
今、大臣から名前が出ましたフィシュラー欧州農業担当委員は、現在、EU共通農業政策の改革に取り組んでおり、七月まで新ラウンドでは身動きできないというふうに報道されております。そうなりますと、七月から九月にメキシコで開かれる閣僚会議までの間が正念場となるということが予想されるわけであります。
○和田洋子君 今、フランスで農業基本法が審議をされているというふうに聞いていますが、その提案理由の中で、「欧州農業は、世界のより競争力のある競争者と同じ価格で第一次産品を世界市場で売ることを唯一の目的として定めるのであれば、破滅へ向かうことになる」というふうに、これはフランスのシラク大統領がおっしゃっております。
また、欧州農業団体委員会のハリスカ事務局長も、永久の友はあり得ない、食糧を外に依存するのは危険だ、このようにも明確に言っておられる。どんなに国際化という状況の中でも、完全なる単一国家になっているわけではございません。確かに、経済は国際化の中で一国だけが孤立はできない。完全に連動して経済は動きます。
御案内のとおり、それはECという経済圏は違うかもしれませんけれども、ECの中には欧州農業指導保証基金というのがあって、それぞれが価格差においてお互いに全体で守り合おう、助け合おう、そういうような制度がありますね。それからアメリカを見ても支持価格制度、スタビリゼーションというような制度などがあって、全体に国が保護している関係になりますね。
この辺のところに私はアフリカの今の状況というものが、言ってみれば欧州農業の理論の押しつけ、その推進というようなことについての反省も一面ではあったかとも思います。
というのは、私は昭和三十八年に社会党の欧州農業調査団というのに加わって、ヨーロッパ、東欧を含めて八カ国ほど回ったことがあるのです。そのときに非常に強い印象を受けたのは、その当時は労働党は政権を握っておりませんで、あそこは野党の方に陰の内閣という組織がありまして、その陰の内閣の農林大臣、もし組閣するようになれば、その人が農林大臣になるんだという、そのペアトという人に会ったことがあるのです。
御指摘のとおりに欧州農業連盟という自主的な団体がございまして、実は一九七一年から、そのような三月二十一日を世界的に決めまして緑化運動をやろう、こういうことで呼びかけがございました。国際的な緑化行事というようなことでの呼びかけがあったわけでございます。
昨年、私は、社会党の第二次欧州農業調査団長として各国の実情を広く見聞いたしましたが、第一は、農地値上がりについて強力な抑制策を取り入れていることであります。したがって、農民の離農者年金制度など、農民保護の制度が確立しているのであります。