2001-03-21 第151回国会 衆議院 法務委員会 第6号
段階で、罪証隠滅防止のための適切な措置を欠いた極めて独善的かつ軽率な行為であり、山下前次席検事の行為は、被害者の方に多大の御迷惑をおかけするとともに、検察と裁判所が癒着しているのではないかとの国民の疑惑や不信を招き、司法に対する信頼を著しく失墜させたものであると言わざるを得ず、また、組織の長である検事正が、事前事後にわたり報告を受けていたにもかかわらず、適切な措置がとられなかったことなど、山下前次席検事個人
段階で、罪証隠滅防止のための適切な措置を欠いた極めて独善的かつ軽率な行為であり、山下前次席検事の行為は、被害者の方に多大の御迷惑をおかけするとともに、検察と裁判所が癒着しているのではないかとの国民の疑惑や不信を招き、司法に対する信頼を著しく失墜させたものであると言わざるを得ず、また、組織の長である検事正が、事前事後にわたり報告を受けていたにもかかわらず、適切な措置がとられなかったことなど、山下前次席検事個人
経験豊富な幹部検事がそのような独善的判断に至ったことや、その上司である渡部検事正も適切な善後策を講じることができなかったことに照らしますと、本件は、山下前次席検事個人の問題ではなくて、検察全体のあり方にかかわる問題であると認識しているところでございます。 法務・検察当局といたしましては、今回の事態を重く受けとめ、検察官の意識改革のための具体的方策を検討することとしております。
今回の事件は山下前次席検事個人の問題にとどまらず検察全体のあり方の問題でもある、こう認識しているわけでありますが、今後、検察官の意識改革のための具体的な方策を検討するとともに、検察が独善に陥ることを防ぐため、公訴権の行使や検察運営に民意を反映させる検察審査会制度の改革に向けて所要の措置をとるなど、法務・検察当局が一丸となって再発防止に取り組むことで国民の信頼を一日でも早く回復できるよう努めてまいりたいと